超高齢化社会と大増税時代が来るからサラリーマンやめて起業するほうが低リスクなんじゃない? という話

サラリーマンは、いろいろとキツいんだが安定した身分であるのが魅力だ。

だが、その身分、今後も安定し続けるのだろうか。

増え続ける税負担、激変する労働環境、長寿命化による定年後の“ヒマ”といったリスクから、目をそらしてはいないか。

どんどん重くなるサラリーマンの税負担

2018年度税制改正関連法案では年収850万円超の会社員が増税となる。17年度の配偶者控除見直しに続き、サラリーマンの負担が増す

自営業者や高齢者の税負担はあまり変わらない。

そして、増税はこれで終わりではない

2019年以降も給与所得控除は見なおされる予定だ。

いっぽう、基礎控除は手厚くなっていく。サラリーマンは税負担が増し、自営業者が優遇される傾向が、さらにはっきりしていく。

国「2025年問題でおカネが足りないから取りやすいところから取ろう」

日本という国家全体の課題としては、2025年問題がある。

この年、団塊の世代が後期高齢者である75歳となり、人口比で後期高齢者比率が18%を超え、日本が本格的な超高齢化社会に突入する。

それを支える財源として、消費税は10%どころか15%はないと足りない。健康保険も数パーセントはアップするだろう。

現役世代の税負担は増えていくが、先に書いたように、サラリーマンへの負担増の比率は、自営業者よりも大きくなっていく、というわけだ。

なぜか。

「惜しみなく奪われるひとびと」と「惜しみなくむしり取ろうとするヤツら」

なぜサラリーマンばかり、税負担が重くなっていくのか。

国からすれば、サラリーマンが最も税を課しやすいからだ。

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  • 税務署による所得補足率がサラリーマンは高い
  • サラリーマンの税金を上げても選挙に影響しにくい
  • そもそもサラリーマン自身が税負担を極めて実感しにくい給与システムとなっているから文句が出ない

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というわけ。

選挙に即座に影響しそうな年金問題なんかはどの政治家も触れたがらず、取りやすいところから税を取ろうというだけのこと。

サラリーマン やめるとわかる税の重さ

サラリーマンやめて起業すると、税に対する意識ががらりと変わる。

もう180度変わる。

会社辞めると、自治体から所得税の請求が来るのだが。

その金額があんまり高いのでおどろき、なにかのまちがいだろうと計算してみたら、あっている。

健康保険の請求も来る

これもあり得ないぐらいの金額だ。

病院なんてほとんど行かないのに。

さすがになんかのミスだろうと計算したら、やはりあっている。

なにこの異常な税率?

駅前の安くて行列ができているキャッシュのみの八百屋がうらやましい

所得税や健康保険料は、昨年の収入をもとに金額が算出される。

会社やめた翌年なんて、起業したばかりで収入も安定していないから、安定収入があることを前提にした税の徴収はホントにキツい。

起業した法人の年末調整や法人税申告書作成作業を自分でやってみたら、サラリーマンがどれだけ所得を得ているのか、すべて税務署に筒抜けだということを実感する。

いっぽうで、現金しか使えないけど安くていつも行列ができている駅前の八百屋なんか、あれ税の申告とかどうなってんのかな、と考えたりするのが、楽しくなってくる。

支出を減らせ 節税して減らせ 法人作って節税しろ

「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ」という本で、著者の橘玲さんは、資産形成の公式を、

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(収入-支出)+(資産×運用利回り)

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とあらわした。

▲前章のタイトル「惜しみなく奪われるひとびと」というのはこの本に出てくる言葉。サラリーマンのことを指す。

[keikou]サラリーマンやってると「支出」の部分にあたる税金がスゴいことになり、資産形成のスピードが遅くなるから、法人を設立して節税し、支出を減らそうよ[/keikou]、というのがこの本の趣旨だ。

家計簿付けて節約するとかでも支出は減らせるわけだが、先に書いたように実は税の金額はけっこうなものだから、そこに手をつけるとすごいスピードで資産作れるよ、と。

しかしながら、いくら支出を減らせるとしても、そもそも「収入」を確保しないと資産形成どころか食っていくこともできないわけで、しんどくても会社辞められない人が多いのはそこだろうね。

サラリーマンでいつづけることの遠い先のリスクから目をそらすな

では、サラリーマンという身分でいつづけることに、リスクはないのか

ある時点で、「はい終身雇用制度はこのへんで終わりね」というときが来るのではないか。

必ず来る

遅くとも、10年のうちに大きな地殻変動はあるだろう。

若年人口の減少による人手不足や、上昇しない賃金や、後継者不足でつぶれる企業の増加や、政府の副業容認や。

労働環境が激変する前兆は、すでにいくらでもある

サラリーマンでいつづけて、ある時点で「はいここでサラリーマンというシステムは終わり」というのがいちばん怖い。

明治維新で食い扶持無くなった武士みたいな。

定年まで逃げ切る? 定年後はどうするの?

せっかくの長寿命を楽しむために

超高齢化社会。人生100年時代。すでに定年後は退職金もらって悠々自適、という時代ではない。

死ぬまでの時間が長くてヒマすぎるのだ。

低賃金でアルバイトするのもつらい。

[keikou]自分で作った働く仕組みを回し続けて、社会とかかわり続け、死ぬまで働くのが超高齢化時代の最適解ではないだろうか[/keikou]。

税を負担することはやぶさかではないが、「惜しみなくむしり取ろうとするヤツら」に、「惜しみなく奪われ」たくはない。

終身雇用制度と定年という過去の遺物に、人生をかけて失敗するのは遠慮したい

ばっちり儲けて、しっかり節税し、きっちり納税して、がっちりと資産形成し、せっかくの長寿命を楽しみたい

おしまい