読書メモ

「すべてはモテるためである」二村 ヒトシ(著)を読んだ 「キモチ悪さ」を消して女性にモテる方法はこれだ

モテたいですよね。

ああモテたい。

このどうしようもない、ミもフタもない欲望について書いた本、「すべてはモテるためである」を読んでみました。

あなたはキモチわるいからモテない

-shared-img-thumb-MIYAKO85_kaigandekyakkya20140725_TP_V

モテたい、という本能にさいなまれ、タイトルにひかれ、男たちはこの本を手に取るのです。

この本を読めば、モテるんだ!

しかし、そんな読み手の希望を、著者は容赦なく切り捨て、追いつめます。ありとあらゆる「モテない」いいわけを、著者は認めません。

読者の逃げ道をあらかじめ想定し、逃げ道を断ちます。執拗に。だからあなたはモテない、キモチわるい。なんどもなんどもそうやって、読み手をボコボコにするのです。

沸点低い読者はキレて放り出すんじゃないか、と思ってアマゾンのレビューに目を通してみたら、やっぱりそんな読者が多数いますね。

でも、これはあくまで数百円の本ですから。

「すべてはモテるためである」というタイトルにひかれ、この本を開いた時点で、読者は著者に敗北しているのです。だから、せめて読み終えて本を閉じるまでは、白旗上げて著者のサンドバッグになってみましょう。

ゲイのA君と話してわかった男のキモチわるさ

love-806375_1280

モテない男の「キモチわるさ」を、著者はこれでもかとえぐり出して、読み手の眼前に突きつけます。でも、おのれが発する「キモチわるさ」って、なかなか自分ではわからないんですよね。

先日「キモチわるい」ってこれなのかも! という気づきがありました。ゲイのA君のことです。知人の友人、ということでA君と話す機会がありました。ゲイってなんだかキモチわるいな、という先入観がありました。

A君は絵に描いたようなゲイでした。濃い顔のイケメンで、ひげと爪をきれいに手入れしていて、タイトなシャツとパンツに身をつつみ、クネクネとした身ぶりです。

で、話してみると、A君はとてもおもしろくて、正直、友だちとして親しくなりたいな、とさえ思いました。ぜんぜんキモチわるくありません。

なぜでしょう? 答えはかんたん。A君がぼくを性欲の対象としてみていなかったからです。もしA君が、ぼくを性欲の対象としてみていたら、それはもう、ものすごくキモチわるいはずですね。

女性が男に感じる「キモチわるい」は、恐らくこれなのです。性愛の対象にはならない男から、性欲の対象としてみられると、キモチわるいのです。逆に、性欲の対象として女性を見ないなら、仲良くなれる、かもしれません。

つまりは、モテたいなら、どこかで「性欲」という本能を超越しなければならない。モテたいのに、モテたいという欲望を消さなければならないというこの矛盾!

性欲をどうやって超越すればいいのだろう? これについて、著者はちゃんと答えを用意しています。

性欲を超越しておのれの世界をつくれ! どうやって?

lovers-1259124_1280

「あなたの居場所」というのは、チンケな同類がうじゃうじゃ群れてるところじゃなくて「あなたが一人っきりでいても淋しくない場所」っていうことです。

と著者は述べます。性欲を消し去るには、これしかありません。著者の引用をもっとぶっちゃけて意訳してみると、

「あなたが一人っきりでも、お気に入りの動画を再生してオナニーをしたくならないような場所」ではないでしょうか。ぶっちゃけすぎましたか。

作家の村上龍も、

sexより気持ちいい瞬間をどこかで持つ事が出来るかどうかで男の価値が決まる

とか、あるいは

いつもキラキラしていろ、他人をわかろうとしたり何かしてあげようとしたり他人からわかって貰おうとしたりするな、自分がキラキラと輝いているときが何よりも大切なのだ、それさえわかっていれば美しい女とおいしいビールは向こうからやってくる

とか、おなじようなこと言ってます。

多くの女性が、理想的な男性の条件としてあげる「少年のような男がタイプなんです」

は、少年には性欲がないからでしょう。

筋トレで性欲を超越しよう

著者が述べる、「一人っきりでも寂しくない場所」としてぼくがおすすめするのが、筋トレです。多くの男性が筋トレをはじめる動機が、「モテたい」からだろうし、ぼくもそう。

しかし、そこを乗りこえると、ある時点で「モテたい」という性欲が消え、おのれの身体と真剣にむきあうときがきます。ジム仲間とつるむ時間さえおしくて、ひとりでバーベルをにぎりしめるときがきます。

ベンチプレスで100kgあげれたときは、うれしくてジムでガッツボーズしました。こんなにうれしいこと、30過ぎてからはそうそうないですよ。ベンチプレスで100kgあげたって、モテるわけでもないし、収入が上がるわけでもないのに、とにかくうれしいのです。

それから、ぼくは脚が弱いんですが、「スクワットでこんな重量も上げれないのか」と情けなくなってストレッチエリアで寝転んでたら、スタッフから「死にそうな顔してますけど大丈夫ですか?」と声をかけられたこともありました。

そういうときのぼくは、性欲を忘れて、たしかに少年にかえっているのです。今までおつきあいしてきた何人かの女性は、みんな筋トレ関係で出会ったのですが、筋トレしているときだけは、ぼくはキモチわるくないんでしょうね。

著者によれば、この「ひとりでも寂しくない場所」は、どこでもいいのです。ぼくの場合は筋トレでしたが、アニメとかゲームでも、いいわけです。モテないことから逃避する場所ではなく、本気でそれにうちこめるなら。

モテるために自分のキモチわるさとストレートにむきあってみる

この本「すべてはモテるためである」は、対「意中の女性」以外にも、仕事や日常生活において、他者とのコミュニケーション全般に役立つのではないでしょうか。家族、友だち、職場、あらゆる場所でのコミュニケーションに、とても役立つはず。

はじめは、かっこつけてそういった方向でこのテキストを書こうかと考えましたが、そうやってカッコつけようとする自分がまたキモチわるくて、それならせめて、キモチわるい自分をストレートに書いたほうがまだキモチわるさが薄れるのではと考え、ストレートに「モテたい」という観点から書いてみました。

こんなキモチわるいテキストを最後まで読んでいただいてありがとうございます。

おしまい。

ピックアップ記事

  1. 手間ヒマかけてライフログを作り続けるのは自分が何者であるかを知るためだ
  2. 肉豆腐の簡単でうまいレシピはこれだ 肉とネギと豆腐としらたきがおりなす小宇宙に酔…
  3. 復讐するは我にあり 眠れぬほど悔しいなら全力で復讐しよう
  4. 「すべてはモテるためである」二村 ヒトシ(著)を読んだ 「キモチ悪さ」を消して女…
  5. ブラックひとり社長の仕事術 五つの掟 スマートを否定し泥臭く這いずりまわれ

関連記事

  1. 読書メモ

    仕事がうまくいく! ノート術の本7選

    ノート書いてる?PCやスマホが普及しても「紙にペンで書く」とい…

  2. 読書メモ

    「男性漂流 男たちは何におびえているか」 奥田祥子(著)を読んだぜ

    2017年6月1日更新現代社会における、中年男性の悩みを、数年…

  3. 読書メモ

    「4行日記」小林惠智(著)を再読し、これまで書いてきた「宣言」をまとめてみた

    「4行日記」を読みました。4行日記ってなんでしょう? 「事実」「発見」…

  4. 読書メモ

    「嫌われる勇気」岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)を再読した 自分より強いやつが多くて気に入ら…

    正月はノートをまとめたり、手帳を書き写したりしていました。「嫌われる勇…

  5. 読書メモ

    「なぜ一流の男は精力が強いのか?」(岡宮裕 著)を読んだぜ!

    2017年5月13日更新最近、、やる気がわかないというか、ガッ…

リライトしたのでおすすめ

  1. 起業する

    起業したらゼロからのスタートだと思ってたらそうではなかった
  2. 文房具

    日経ビジネスアソシエの手帳特集号の2015年11月号を買うと万年筆がついてくる
  3. 文房具

    グラフギア1000は理想のシャーペンに近いんだけどさがせばもっといいシャーペンが…
  4. マッスルクッキング

    サバ缶のオメガ3は酸化していないので安心して食べよう オススメのサバ缶と美味い食…
  5. 文房具

    能率手帳ゴールドのつかいかた 年間予定表を目次にしてみる【2016年版その1】
PAGE TOP