「アイデアのつくり方」ジェームス W.ヤング (著) を読んだぜ! アイデアで時代の荒波を乗りこえよう

「アイデアのつくり方」を読んだ。

とても薄い本で、一時間程度で読めるが、内容は濃い。

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせだ、と著者は述べる。そして、マニュアルに従えば、工業製品を製造するようにアイデアを得られる、というのが本書の趣旨だ。

シンプルだが簡単ではない「アイデアのつくり方」

そのマニュアルとは以下のとおり。

  1. 資料を集める。当面の課題の資料と、一般的知識の資料と。
  2. 資料に手を加える。心の触覚でさわり、横目でながめる。仮の、あるいは部分的なアイデアが生まれたら、書いておく。飽きても、すべてがごっちゃになってわけがわからなくなるまでがんばる。
  3. ふ化をまつ。意識外のものにまかせる。
  4. アイデアが誕生する。発見し、ひらめく。
  5. 現実に合致させるため、具体化する。公開する。良いアイデアは自分で成長する。

こうやって書いてみると単純で簡単そうだが、実際は大変だ。

アイデアが既存の要素の組み合わせであるなら、既存の要素、つまりは2種の資料を数多く集めるほうが、新しいアイデアが生まれる可能性は高くなるが、これが大変だ。

その数多い資料を、様々に組み合わせ、限界まで考え続けるのがまた大変そう。

そこまでやれば、第3、第4段階は自動的に進むわけだが、そうやって生まれたひ弱なアイデアを、第5段階でなんとかして世に出すのがまた大変で。

「あの人は天才だから」で片付けていないか

ハッとするアイデアを次々に世に出す人がいて、常人の自分などは「頭がいい」「天才だ」という表現でそれらの人を評してしまっているわけだが、そういう人は自然にこの「アイデアのつくり方」を実践しているのかも。

そういえば、以前に読んだ「プロフェッショナルアイディア。欲しいときに、欲しい企画を生み出す方法。」でも、著者は大変な労力を注ぎこんで優れたアイデアを次々に生みだしていた。あの手法もまた、本書と通ずるところがあるように感じる。

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あの人は天才だから、で片付けていたら、いつまでたってもそのシッポさえつかむこともできない。

そもそも、なんのためのアイデア?

そんなに大変な思いをして、なぜアイデアを得たいのか。

社会に貢献したい。収入を増やしたい。というのが、ぼくがアイデアを欲する動機だ。

余談だが、社会に貢献することと、収入を増やすことは反目することではない。社会に貢献してその報酬として収入が増えるのが、まっとうなビジネスだから。

で、社会に貢献して、収入を増やしたい。

今、日本では、貧富の格差は開き続けている。それを是正するために政府が存在するが、残念ながらその役割は十分に果たせているとはいえず、格差はさらに開いていく。

働きかたはダイナミックに変動する。正社員としてまじめに働いていれば安定した収入が約束される、という時代は、終わろうとしている。

つまり、国も、会社も、あてにできない。

しかし、アイデア次第でどうとでもなる時代だ。新しいアイデアで会社に貢献して、地位と収入をアップさせることもできる。

良いアイデアがあれば、会社を辞めて起業してもいい。会社を辞めずとも、副業で収入を複線化しておけば、余裕ができる。

なにをするにしても、アイデアだ。だからぼくは、アイデア本を読みあさり、ノートになにかをガリガリと書いて、そこにひとかけらの金の粒でもないか、目を皿のようにして読み返す。

おしまい。