進撃の巨人 19巻を読んだ

進撃の巨人おもしろい。19巻の感想を。

終わりが決まっていて、そこまでどうやってたどりつくのか

マンガのストーリーは、行き当たりばったり。

「北斗の拳」は連載がスタートしたとき、シンを倒すところまでしか話を作っていなかったという。そのあとの話を続けるのに苦労したらしい。

たとえばアミバ。死ぬ直前まであれはほんとのトキで、でもトキがなかなかいいキャラになってしまい、あそこで終わにするのがもったいなく、強引ににせ者のアミバということにして、死んでもらったそうな。

「北斗の拳」は、そんな作り方だったからこそ80年代の狂気はらんだ作品となった。物語のつむぎ方としては無茶だが、勢いがついた連載漫画はときとして名作となる。

「進撃の巨人」は、練り込んだプロットを最初から用意しゴールが決まっているという、マンガとしては珍しい作りかた。

人気が出なかったらいつ打ち切られるかわからないマンガのストーリーを、あらかじめここまで作り込むという情熱は、どこから来るのか。

これほど人気が出たら、作り手側は色気を出し、引き延ばしたくもなるはずだが、19巻ではクライマックスに向けて一気に突っ走りだしていて、このまま突っ走ってほしい。

人類の敗北感がハンパではない件

雷槍もっとすごい武器かと思ってたが。鎧をしとめる直前までいったから十分か?

超大型の中の人はひと皮むけてしまって、手強いんだろうな。獣にはリヴァイをあてたが、獣は立体機動がつかえない平地にいるし、リヴァイはアレつかうフラグがたった。普通の人間が巨人化する詳しい描写ってこれまでなかったから(エレンの回想のやつぐらいか)ワクワク。

壁内と壁外の温度差について

エレンは巨人側を「平和な生活を奪った侵略者」ぐらいにとらえているが、巨人側の人たちの言動からすると、昔に壁内の人たちからひどいことをされたようで。

壁外の人たちが、壁内の人たちを絶滅させるのを、正当化できるほどのことを。

近いうちにエレンがその事情を知ることになって、そのときエレンがどうするんだろう、というのが物語の焦点の一つか。壁内の人たちが記憶を失ったのは、王がその罪を人々に忘れさせるためなのかも。

エルヴィンはひどいやつ?

だれだって自分のために生きているから、そこまで罪の意識を持たずともいい。

リーダーは優しくなくていい。全員に優しくできないんだから。冷徹に目的を遂行できる能力があればいい。

とはいえ、エルヴィンは本作戦が失敗しようが地下室に行きたがっているようで、最後の最後にどう行動するのか。

20巻は8月

8月かー。