国語辞典を紙の書籍で使ってみよう パラパラめくって文章を磨きたい

本はデジタルがいい。最近は買う本はすべてKindleで、紙の本もほぼスキャンしてMacに取り込みました。

しかし、電子化できない本があります。それは辞典のたぐい。

紙の本はできるだけ増やしたくないのですが、辞典だけは別。そして、国語辞典は紙の書籍でもっておいたほうがいいかなと思い、一冊買おうかと考えています。

たまには辞典をパラパラとめくって妄想の世界を楽しむ

▲現在、所有している辞典類です。

左から角川の類語辞典、日本伝奇伝説大辞典、クロニック戦国全史です。

こういった辞典は、電子化してタブレットやMacの画面で読むのではなく、パラパラとめくれることに価値があるので、電子化せずに残しています。

そもそも、日本伝奇伝説大辞典とクロニック戦国全史は、大きすぎるので物理的に裁断機やスキャナでさばけないんだけど。

▲クロニック戦国全史は、たしか社会人になったばかりのころにムリして買った記憶があります。

1995年の発刊なので、もう20年以上もたってるのか……

1454年から1615年の日本史をさまざまな切り口で記述した辞典で、たとえばこの写真は後期倭寇についての特集です。

いいなあ倭寇。左ページ下に掲載されている絵は、明の水軍と倭寇の戦闘の一コマですが、こんな粗末な装備で荒海に乗り出し、中国から朝鮮半島沿岸を駆けめぐるなんて、男のロマン以外のなにものでもありません。

▲1468年のページ。応仁の乱について紙面を割いています。中央の絵は足軽の活躍をえがいたもの。

足軽もいいなあ。ヒャッハーしながらゲリラ戦を展開するのです。

もし、歴史上のある一点に転生できるなら、絶対に倭寇か足軽をやりますね。侍とか武家階級よりもそっちが楽しそう。

……という妄想を次々に展開し、日本史に思いをはせる。手軽にそんな気分にひたれるのも、ランダムにパラパラめくれる紙の書籍だからです。

最近、ヒマつぶしはもっぱらスマホですが、プロが渾身の力を込めてつくったコンテンツが辞典であり、パラパラするだけで濃密な情報に触れることができます。

国語辞典も紙がいい

▲類語国語辞典です。

使いこなせていません。

国語辞典は、iPhoneのアプリや、電子辞書もあるのですが、さっぱりつかっていません。

用法が不明な語句があると、ググって調べてしまいます。

これでいいのかな〜という不安はあるんだけど。

国語辞典も、調べるときはパラパラとめくりますが、そのときに目的の語句以外の、知らなかった言葉が目に入ります。その効果が、文章を磨く上でとても大きいと思うのです。

つねづね、「意味があやふやな語句はきちんと国語辞典で調べた方が文章がうまくなるのでは」と思っていたので、昔に買った類語辞典を引っ張り出してきたのですが、そもそもこれは特殊な辞典なので……

基本的な、きちんとした国語辞典を入手してみようかと思い、選んだ候補が以下の3冊です。

▲新明解国語辞典 第七版 特装青版。2017/2/27の発刊です。

以下、商品説明の引用。

内容紹介
日本でいちばん売れている小型国語辞典『新明解国語辞典』に特装青版が限定で登場。第七版の内容をそのままに、初版由来の青版を現代のデザインで復活。並版(赤)、特装版(白)と併せ三色が揃う。収録語数約7万7千5百。単なる用字の説明や近似的な語句への言い換えに終わらないシャープな語釈。わかりやすさを追求した実感あふれる用例。三省堂創業135周年記念企画。

内容(「BOOK」データベースより)
「文法」欄を新設。より深い日本語理解のために、日常見落としがちな表現に目を向け、日本語を外からとらえる観点に立って文法事項について詳しく解説。新語を含めて、収録語数をさらに増やし、項目数七万七千五百。判型を大きくし、紙面を刷新。いっそうの見やすさ、引きやすさを追求。二色刷。形容詞項目を見直し、特に情意・感覚を表わす語に込められた意味については、使用者の感性と合致させられるような語釈を示した。新しい「常用漢字表」(二〇一〇年十一月内閣告示)に対応。最新の国語施策に準拠。規範性を維持した通用アクセントを採用した、最新の「生きたアクセント辞典」。対人関係にかかわる表現、特に待遇表現の特性や、使用場面によって帯びる意味などを中心に運用面での諸相を簡潔に示す「運用」欄。

登録情報
単行本: 1679ページ
出版社: 三省堂; 第七版;特装青版 (2017/2/27)
言語: 日本語
ISBN-10: 4385131090
ISBN-13: 978-4385131092
発売日: 2017/2/27
商品パッケージの寸法: 19.6 x 14.4 x 4.2 cm

元となった新明解国語辞典 第七版は2011年の発刊なので、内容が特に新しいということではありませんが、説明を読むとこの国語辞典がいちばんフィーリングよさそう。

大きさは、角川類語辞典より少し大きいぐらいで、このくらいなら許容範囲。常時、手元に置くなら、小さい方がいいのです。

▲明鏡国語辞典 第二版。以下、商品説明の引用。

現代日本の言語生活に必要な約7万項目を収録。新しい「常用漢字表」に完全対応し、付録に「常用漢字一覧」を収録。「敬語の指針」に完全対応し、敬語の5分類を導入。誤用と敬語がわかる別冊「明鏡 問題なことば索引」付き。

出版社からのコメント
【改訂の主な特色】
◆言葉の使い方の解説を大幅増補
初版以来『明鏡』が力を入れてきた、言葉の適切な使い方と気をつけたい誤用についての解説を大幅に増補。
◆敬語項目を全面改訂
迷うことの多い敬語のさまざまな問題に対応できるよう、適切な使い方と誤用を徹底解説。「敬語の指針」に対応し、敬語5分類を導入。
◆別冊付録「明鏡 問題なことば索引」
引くごとに日本語の力が身につく画期的な付録、「誤用索引」「敬語索引」「気になることば索引」を新たに収録。
◆約4000語を強力増補
明治・大正期の言葉から新語まで4000語を増補。「みんなで作ろう国語辞典!」への延べ数十万の応募項目から現代に必須の言葉を厳選。高等学校の国語教材に登場する語も増補。
◆新しい常用漢字表に完全対応
2010年改定の常用漢字表に対応し、表記情報を改新。巻末に新・常用漢字一覧を掲載。
◆使える大型コラム
一覧することで理解が深まる大型のコラム14本を増補。
◆語法解説を増補
「持続する」「輩出する」など動詞の使い方を丁寧に解説。
◆ことわざ成句の充実
ことわざ成句の項目を増補し、使い方や誤用を解説。
◆巻末付録を増補
2010年改定の常用漢字一覧、敬語と名詞サ変動詞の解説を増補。
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登録情報
単行本: 1954ページ
出版社: 大修館書店; 第二版 (2010/11/26)
言語: 日本語
ISBN-10: 4469021172
ISBN-13: 978-4469021172
発売日: 2010/11/26
商品パッケージの寸法: 18.8 x 13.8 x 5.2 cm

▲敬語を正しく使い、誤用を防ぐのが特長のようです。そのへん、日本語ってややこしいですからね。最近はATOKが教えてくれたりもするけど。

類語辞典から1cmも厚くなってるのはちょっとマイナスポイントか。

▲三省堂国語辞典 第7七版。以下、商品説明の引用。

内容紹介
生きのよい国語辞典『三国(サンコク)』の全面改訂版。

カタカナ語から生活のことばまで約4千語を追加。
シンプルで平易な語釈によって現代語を活写する。
類書にない項目(「スイスロール」等)や
最新の知見(新語・新用法の発生・普及年代を示す、「銀ぶら」の民間語源を正す)も満載。
話しことばに〔話〕のラベルを新表示。
知らないと困る社会常識語約3千2百を新たに選定。
新常用漢字表対応。並版を拡大し、文字サイズ約106%に。
項目数約8万2千。2色刷。

内容(「BOOK」データベースより)
生きのよい現代語の辞典、全面改訂版。新聞、雑誌、書籍、放送、インターネットなどの実例を採集し、約4000語を追加。約82000項目を収録。

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登録情報
単行本: 1760ページ
出版社: 三省堂; 第七版 (2013/12/11)
言語: 日本語
ISBN-10: 4385139261
ISBN-13: 978-4385139265
発売日: 2013/12/11
商品パッケージの寸法: 18.8 x 13 x 4.6 cm

▲三省堂国語辞典は新語に強いようです。

商品説明と、大きさからして、今の第一候補は新明解国語辞典なのですが、辞書というのは手に持ってみて、あるいは書面に目を落としてみてのフィーリングも大事なので、実際に書店で手にしてこの3冊を見比べてみるとしましょう。

おしまい。

▲日本史好きにオススメの「クロニック戦国全史」。もう新品は手に入りませんが、中古なら。

▲角川類語辞典。引き方が特殊なので使いこなせていませんが、これを自由に引けるようになれば文章が一段、うまくなるのではないでしょうか。