ミッション・ステートメントを手帳に書いて毎朝読めば本当にやりたいことをやらざるを得なくなる そんな人生は最高だと思わないか?

今、本当にやるべきことはなんだ?

上司を怒らせないためにどんな報告をするか考え抜くことかい?

ミッション・ステートメントを決めて明文化して毎日読めばブレない

長期目標の達成のために、もっといえば人生を楽しくするために、システム手帳の運用にフランクリン・プランナーを取り入れており、これまでに「価値観」と「役割」を明文化した。

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次は「ミッション・ステートメント」を明文化してみよう。

ミッション・ステートメントとは、直訳すると「使命を宣言する」といったところか。

会社組織においては、ミッション・ステートメントは重要だ。異なる価値観や能力を持った複数の人間が集まる組織においては、各個が力を合わせて同じ方向に進むための、明確な指標があったほうがいいのだ。

ぼくも、自分で会社を設立したときには、会社のミッション・ステートメントを作った(ちなみに会社の公式サイトはこちら)。以下のようなものだ。

社会には食品廃棄物が多すぎるという問題がある。

それを、食品リサイクルによってコストダウン、リサイクル率アップで解決していく。

その結果、廃棄される食品が減り、循環利用される世の中を目指していく。

ここまで単純化すると、ぶれない。

これをもう少し詳しくして、他者に説明する際のバージョンも作っていて、以下のとおり。

株式会社良山は、廃棄物の管理が仕事です。特に、食品製造業の分野から発生する廃棄物に関するソリューション提案を得意としています。

食品廃棄物の発生量は年間約2000万トンです。リサイクル率は85%となっていますが、コストがかさむ、もっと付加価値の高いリサイクルをしたいなど、現状のリサイクルに満足していない排出者が大多数ではないでしょうか。

また、食品廃棄物が付着したことでリサイクルできないプラスチックや紙なども、相当な量が発生しており、これも排出者の悩みとなっています。

株式会社良山では、リサイクル業界に精通したプロフェッショナルが、廃棄物処理法をはじめとする法律を遵守しつつ、食品廃棄物やそれに付帯する廃棄物のリサイクルとコストダウンを実現し、排出者が安心できる廃棄物管理体制の構築をお手伝いします。

ひとり社長とはいえ、自分の力をぶれずに発揮し、目的に一直線に向かうために、会社の使命を明文化し、宣言し、毎朝確認するのは良い方法だ。

でないと、あらゆることで判断が鈍り、さして重要でない業務に時間をとられ、「なんでオレこんなことやってんだっけ?」ということになりかねない。

「価値観」と「役割」と「ミッション・ステートメント」の関係は

フランクリン・プランナーのミッション・ステートメントは、これと同じことを個人でもやりましょう、というもの。

このまえ明文化した「価値観」となにが違うのか。

価値観は、あなたや私のものの見方。本当に大切なこと。ルール。どこへ向かうかのガイドライン。

ミッション・ステートメントは、人生でなにをするのか、どうありたいのか、主体的に、強い決意を持ってあなたや私が決めたこと。

ぼくは、こう解釈している。

さらに、人間は独りではなく、周囲との関係性の中で生きていかなければならない。だから、これも先日考えた「役割」で、他者からどのようなことを期待されるのか、どうすれば理想的なあなたになれるのかを、考え、実践していく必要があるのだ。

価値観と役割とミッション・ステートメントは密接に関連しており、重なっている部分もある。

死んでから あるいは50歳になってからでは間に合わないこと

価値観や役割はともかく、ミッション・ステートメントは明文化しにくい。これほど書きにくいことも珍しい。

フランクリン・プランナーの解説書によれば、下記のような問いで、それを導き出そうとしている。

  • 仕事で、これを行えばすばらしい結果をもたらすと思われることはなにか?
  • プライベートで、これを行えばすばらしい結果をもたらすと思われることはなにか?
  • あなたが子どものころから憧れていた、なりたかったことはなにか?
  • この世のものがすべて手に入るとしたら、なにが欲しいか?
  • あなたが本当に得意なことはなにか?

また、あなたが死んで告別式が行われたとき、親しい人にどのような弔辞を述べてほしいか、という問いもある。

これは、ドラッカーも似たようなことを書いていた。

私が十三歳のとき、宗教の先生が、何によって憶えられたいかねと聞いた。誰も答えられなかった。すると、今答えられると思って聞いたわけではない。でも50になっても答えられなければ、人生を無駄に過ごしたことになるよといった

死んでから、あるいは50歳になってからでは、遅いから、今のうちから明文化し、それを目標に生きては、どうか。

すでにミッション・ステートメントを書いていた

そんなわけでミッション・ステートメントを書こうかと考えてたら、すでに似たようなことを書いていることに気づいた。

熊谷式の「やりたいことリスト」だ。

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熊谷式では、人生においてやりたいことを、

  1. 健康
  2. 教養・知識
  3. プライベート
  4. 社会・仕事
  5. 経済・モノ・おカネ

の6分野に分け、それぞれ究極の目標を書き出す。

各分野の、ぼくの究極の目標は以下のとおり。

  • 健康……80歳まで健康寿命を保つ
  • 心……原始仏教でいう「三毒」を少なくし、アドラー心理学の共同体感覚を身につける
  • 教養・知識……他者に貢献するために必要な教養・知識を身につける
  • プライベート……幸福な家庭を築き、家族、親族、友人にまで幸福を共有する
  • 社会・仕事……廃棄物管理業者としてお客さまに安心していただき、地球環境の保全に貢献する
  • 経済・モノ・おカネ……家族を幸せにし、望んだものを手に入れるため必要な収入を得る

「価値観」とも「役割」ともいい感じでシンクロしてるし、熊谷式の「やりたいことリスト」の究極目標をミッション・ステートメントとしてもいいのではないか。

役割もミッション・ステートメントも 価値観でさえも変わっていく

フランクリン・プランナーの解説書によれば、価値観、役割、ミッション・ステートメントは、厳密に区別せずともよい、ということだ。

たしかに、これらのことは、明確に区別して明文化しにくい。だから、まずは書いてみて、定期的に読んで修正していく、ということでもかまわない。

特に、あなたが若年なら、ミッション・ステートメントの作成はある程度の時間がかかるはずだ。そして、結婚、出産、昇進、あるいは離婚や転職といった人生の転機で変化していく。

役割も、価値観も、変化していく。

だから、定期的に読んで、修正したい。

ぼくは、今夏にシステム手帳に復帰して、比較的短時間で価値観やミッション・ステートメントを明文化できたんだけど、これは20代のころに、一度フランクリン・プランナーに挑戦したことがあるからだ。

そのときは、フランクリン・プランナーが独自規格だし、システマチックすぎてなじめず挫折したんだけど。

何歳になったって、「死んだらどう思われたいか」という視点を持つのは悪くない。

今若いなら、時間をかけてそれを考えればいいし、いい歳ならこれまでの人生を思い起こして、ちょっと急いでそれを考えてみよう。




▲フランクリン・プランナー公式オンラインショップ。ぼくは趣味なので全部手書きで方眼紙に書いてるけど、公式のフォーマットにのっかるのもいいだろう。

せめて標準的なバイブルサイズなら検討するんだが……

▲新版「7つの習慣」。旧版は読むには読んだが。正直なところ難解で、抽象的で、よくわからなかった。近いうちに、新版にも挑戦したい。

おしまい。