「1日外出録ハンチョウ」を読んだ キミは大槻班長よりも人生を楽しんでいるか

地の獄……!  底の底……!

このマンガ、悪魔的おもしろさ……!!

人生を楽しむ粋人 大槻ハンチョウ

帝愛地下労働施設。かつて「賭博破戒録カイジ」のイカサマ賭博において、カイジを苦しめた大槻班長

▲なつかしい。このころのカイジは息が詰まるほどの緊張感があった

▲原作のハンチョウ

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今日をがんばった者……

今日をがんばりはじめた者にのみ……

明日が来るんだよ……!

名言。明日の自分に期待してはいけない

大槻班長、こんないいこというからには有能なんだが、カイジ本編では悪辣な男。有能なワル。デキる悪党がいちばんタチが悪い

しかし、この“理外のスピンオフ”「1日外出録ハンチョウ」での大槻班長、人生を楽しむ粋人として描かれる

原作の設定である「一日外出券」を駆使してシャバを楽しむ。超楽しむ。楽しみまくる

▲カレー好きのハンチョウ。カレーの楽しみ方もハンパではない

海をパン屋を京都幕末志士の旅を楽しむ しまいには病床も楽しむ男 ハンチョウ

大槻班長、とにかく楽しみ方がうまい。原作ではカイジに

欲望の解放のさせ方がへた

とささやくわけだが、これは自分自身の人生訓でもあるようだ

海で遊ぶ

京都で幕末志士ゆかりの地を訪れる

うまそうなパンを選ぶ

ついには、風邪を治すことさえ楽しむ

すべて、本気で楽しむ

▲原作「カイジ」では地下施設に収容されている劣悪債務者にビールと肴を売りつけるシーンがあるが、その仕入れのようすも描かれる

ダンディズムを捨て「少年スイッチ」を入れよう

大人の男ともなれば、ダンディズムを身につけなければならない、と勘違いしていないか

ダンディズムとは大人の余裕だ

他者からの評価を重んじるライフスタイルだ

なにごとにもおどろかず、他者をおどろかせようという覚悟だ

しかし、このダンディズムというやつ、近世ヨーロッパの貴族身分ならともかく、SNSが極度に発達した現代では自分の首をしめるように息苦しい

オッさんが、承認欲求のカタマリになってしまうのは見苦しい

大人の余裕などかなぐり捨て、大槻班長のように心から楽しみたい

見るアホウより踊るアホウだ

ハンチョウのいう「少年スイッチ」を入れたい

まずは、今晩の食事から全力で楽しんでみようではないか

おしまい