「人を動かす」デール・カーネギー(著)を読んだ 円滑な人間関係のための原理原則とは?

ずいぶんと古い本だが、同じ著者の「道は開ける」とともに、年に一回ぐらいは読み返したい本で、今回、何度目かになるがまた読んだ。

人を動かすにはまずは自分が動きましょうよ

「人を動かす」というタイトルだが、そのためには自分がまず動きましょう、という教えを延々と説く。

どう動くのか。たとえば次のように。

  • 批判も非難もしない。
  • 相手に関心を持つ。
  • 笑顔で接する。
  • 名前を覚える。
  • 議論しない。
  • 相手の誤りを指摘しない。
  • 相手にしゃべらせる。
  • 喜んで協力させる。

こういった、あたりまえだろう、という話が、昔のアメリカにおける実例とともに延々とくり返される。リンカーンとか出てくるからね。

この本に書いてあることは、仕事かプライベードかを問わず、人間関係を円滑にする原理原則だし、礼儀作法だ。

でも、こんなにあたりまえで当然のことができていないから、たまには読み返さなくてはならないのだ。

モテるヤツはやっている

生まれつきなのか、そうするほうがトクだとわかっているのか。

優れたビジネスパーソンや、モテる男は、この本に書いてあることを、ごく普通にこなしている。

普通のオッサンだって、いや、オッサンだからこそ、必死こいてそのマネをして、人間関係の原理原則を身につけないと、生き残れない。

30台後半でやっとそのことに気づき、なんとかかんとかやってきて、いまだに道の途中ではあるが、少しは「人を動かす原理原則」が身についてきたかな、とは思う。

偽善でもいい やってるうちに本物になる

笑いたくもないのに笑えるか。関心が無い相手に関心を持てというのがムリだろう。相手がまちがっていたら非難して当然だ。

そう思っていた時期がありました……

しかし、それはまちがっている。おもしろいから笑うのではなくて、笑うとおもしろくなるんだ。

関心を持つふりをすると、ホントに関心が湧いてくる。ほうどれどれ、と心の中でつぶやくだけでも大きな効果があるよ。

相手の間違いを責めて、屈服させていい気分になっても、大きな恨みを残す。差し引くと、マイナスにしかならないだろうね。

偽善でもいい。いい行いをしていると、それが気持ちよくて、本当に善人になってしまうというじゃないか。

ニヒルに「興味ないね」とうそぶくのではなく、まずはこの本に書いてあるような原理原則を守るフリをするだけでも、人間関係の改善に、大きな効果がある。

もしタイムマシンがあって、18歳のころの自分に会いに行けるんだったら、一発殴りつけて、2時間ほどそういったことを説教したい。……いや、そういうことしたらダメなんだった人を動かすには。

まあ、それほど、若いころのぼくはどうしようもないヤツだった。若いってのはそういうもんかもしれないけど。

▲スルリと読める。読むだけで、もういろいろとややこしいあれこれが解決したような気分だ。

▲これもいい本。やることが山積してキツいとき、ふくれあがった悩みにつぶされそうなときの救いとなるかも。

おしまい。