読書メモ

「嫌われる勇気」岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)を再読した 自分より強いやつが多くて気に入らないのならアドラー心理学だ

正月はノートをまとめたり、手帳を書き写したりしていました。「嫌われる勇気」のメモも、去年の手帳から今年の能率手帳ゴールドに書き写しました。原本も読み返しました。

「嫌われる勇気」はベストセラーになっただけあって、とてもよい本です。

特に、競争社会につかれ、人間関係がストレスになっている人にはおすすめです。ぼくも、初めて読んだ時に衝撃を受けました。何度か読み返し、手帳にメモを取り、そのメモを何度か転写してきて、今回また書き写したわけです。

こういった手書きのメモは時間を食うし、効率悪いような気がしますが、その記憶は定着しやすく、逆に効率がいいという気もします。今回も転写で、また新たな気づきを得ることができました。

毎回、書き写すたびに違うところが心に残ります。今回は「人生は他者との競争ではない」という言葉が、胸に刺さりました。

SNSでの果てしないマウンティングにつかれる

人生は他者との競争でしょう。小学校あたりからもう競争は激化します。テストの点数、口論のうまさ、けんかの強さ、ギャグのキレ、容姿、家が金持ちか貧乏か。大人になったら、学歴や収入や地位。なにをしても、競争です。

世の中、だいたいの分野はピラミッド構造です。勝者はひとにぎりで、敗者がつみかさなったはるか頂点に、わずかな勝者が君臨します。始末が悪いのは、ネットの発達で、これまでは視界に入らなかったピラミッドの頂上がいやでも目に入ってしまうことですね。

真夜中にひとやすみしつつグラスをかたむけ、Facebookを開いてみましょう。同期のあいつやこいつの活躍が目につきます。豪華な新年パーティなんかを催してたり、ヨーロッパで仕事してたり。なんだかいたたまれません。いっぽう、つつましやかな新年を迎えている知人を見つけると、ホッとします。そして、そんな自分を嫌悪してしまう。

facebookよりは安心できるだろうとTwitterを開いてみます。こちらでもマウンティングがそこらじゅうで展開されています。

火花が散り、硝煙で視界が煙るほど。こういったネットのマウンティングがつらいのは、まさに「嫌われる勇気」の哲学者が指摘する、「実際、他者はそれほどあなたを見ているのか?」です。

ピラミッドの上からは、こちらなど見えていません。なのに、こっちは勝手に敗北感を味わうのです。

1日に30時間を費やして鍛錬しても敗北すればゼロなのか

勝ちたい。頂上に立つのは無理でも、とりあえず一段上がりたい。

でも、なんとか一段上がっても、勢いあまって二段滑り落ちたりするのです。

はい上がろうとする者は多いのに、へばり付ける壁の面積は小さくなっていくのです。そういうとき、ぼくはよくこの場面を思い出します。

スクリーンショット 2016-01-03 18.58.43

▲「ダイの大冒険」という漫画の一コマで、フェンブレンというキャラのセリフです。ネタバレ避けるためにこのカットだけ載せました。

フェンブレン、性格がひねくれていて、言動に味わいがあり、造形がカッコよく、ぼくのお気に入りのキャラです。

自分より強いやつがこんなにいる。気にいらない! その気持ち、とてもよくわかります。勝負に執念を燃やすも勝ち切れない、というキャラにシンパシーを感じるのかもしれません。

刃牙のジャック・ハンマーにもそんなところがありますね。

ジャックは烈の目前で子豚の丸焼きを一瞬で平らげたり、アライJr.の挑戦を受けてナポしてるときがいちばんかっこよかったですね。

さっきシンパシー、と書きましたが、フェブレンもジャックも、それぞれの作品の強さのピラミッドでは、かなり上位には位置しています。ぼくはまあ、スライムとか、「あとでインタビューされる通行人」レベルなので、分不相応なシンパシーだというのは自覚しています。

脱線しました。

アドラー心理学について。

起業して以来、肩に力が入り、目が三角になっていたので「人生は他者との競争ではない」という一節に心を打たれたのかもしれません。競争は、勝者と敗者を生みます。これをつきつめると、他者がすべて敵となってしまいます。

いっぽうで、他者が対等で、競争相手ではないなら。勝たなくてよくなり、幸せな他者を祝福でき、他者に貢献できるようになるでしょう。他者が仲間となれば、世界が変わります。

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▲きれいごとにも思えますね。

でも、果てない競争に明け暮れるよりも、他者を仲間としていく生き方のほうが、楽しそうです。

ジャックのように、1日30時間を鍛錬に費やして敗北する。フェンブレンのように、勝負に執着して強者に歯噛みする。

漫画の登場人物としてなら味わいがありますが、自分自身がそのような生き方をするのはつらいでしょう。人生はそんな生きづらいものではないはずです。

アドラー心理学の「すごそうなんだけどきれいごと感」が薄まってきた

人生は他者との競争ではなく、他者が仲間となるなら。

アドラー心理学では、「人生のタスク」と向き合うことで他者との関係を構築していきます。これを書きはじめると長くなるのでまた別の機会に書いてみたいのですが、今回「嫌われる勇気」を再読してみて、はじめて読んだときに感じたハードルの高さと、「すごそうなんだけどきれいごと感」は随分と薄まりました。

這い上がろうとする日々を送ってきたとはいえ「いやなやつだな」と敬遠してた人が話してみたらけっこういい人だったり、苦手なお客さんと、何度も話して仲良くなって仕事をいただいたり。

アドラー心理学の「人生のタスク」に、それなりに取り組んできたのだな、ということに思い当たりました。だから、ハードルが少し低くなったのかもしれません。

今後は、競争しない、ということを念頭に置いて行動すれば、さらに人生のタスクに向き合うことができ、楽しく生きていけるのでないでしょうか。

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