我が友へ

手間ヒマかけてライフログを作り続けるのは自分が何者であるかを知るためだ

2017年4月18日更新 2017年8月14日更新

過去の記録ってのはヘタなベストセラーよりよっぽどおもしろい。

手間ヒマかけてノートを書き、Day Oneで記録を続けている。ライフログ、というやつだ。記録し、見返す。わずかな時間と手間だが、毎日のこと。なぜこんなことに時間を費やすのか。

それは「自分が何者であるか」を知るためだ。あるいは「自分は何者でもない」ことを知るためと言い換えてもいい。

若者の「自分探し」も中年の「こんなはずでは」もライフログで解決する

若年のころは、いわゆる「自分探し」に思い悩む時期があるかもしれない。

いい歳になって、「オレはこんな人生を送るはずじゃなかった」と人生を後悔し、仕事も家庭も放り出したくなった、ということがあるかもしれない。

そんなときに「過去の記録」、つまりライフログがあればいい指標となる。フワフワと時間の流れに漂い、進む方向はこれでいいのか、と落ち着かない時期に、ライフログで過去の積み重ねをふり返ることができれば、イカリを下ろして現在位置を確かめる、ぐらいの効果は期待できるのだ。

たとえばキミが、大学を出たら作家になりたい、と志しているとしよう。キミが作家になれるかどうかはだれにもわからない。だが、これまでになにに時間を使ってきたかをふり返れば、適性が高いか低いかは判断できる。

毎日、4-5時間を文章を書くことに費やしていれば、作家としての適性はある、かもしれない。そもそも、作家になるような人は、書かずにいられないのだ。

これまでに、書くことにそれほど時間を割いていないなら、適性は低い。作家、という肩書きに憧れているだけじゃないか?

それでもなお、作家になりたいなら今日から書くことをはじめればいい。どうしても書けないなら他のことをやってみるのもいい。

「他のこと」のヒントも、ライフログにあるはずだ。

人生とは「同じようでちょっとちがう日々」が続いていくことに納得する

あるいは、アラフォーで、人生に消耗したあなた。あなたぐらいの年齢になると「俺の人生こんなもんじゃなかった」という後悔がどこかにあるものだ。

その思いが高じて、急に会社辞めちゃう人もいる。

そんなときは、ライフログで自分がなにに人生を費やしてきたか、ふり返ってみよう。

たとえば一週間前。通勤のため、朝は満員電車で1時間。出社したら、経費精算で2時間。会議2時間。見積書作成で半日。残業して帰ってカミさんと少し話してすでに眠った子どもの顔見て風呂入って寝た。

そんな1日だったとしよう。その前も、その前も、1年前も、5年前も、かわりばえせず、同じような日々の繰り返しかもしれない。

でも、すべてが繰り返しではないはず。たまには仕事で成果を出して喜んでいたり、逆に失敗して落ち込んだり。

カミさんとの会話や、子どもの成長に、ハッとした記録もあるはずだ。

そういうことをふり返ると、「こんなはずじゃなかった」という漠然とした後悔が消えて「人生はこういうものなんだ」と、自分を納得させることができる。

そのうえで、覚悟を決めて、明日から同じようだけどちょっとちがう日々を繰り返していくのもいいし、あらためて覚悟を決めて会社辞めてみるのもいいんじゃないか。

「人生」とは「なにに時間をつかってきたか」ということだ

自分が何者なのか。

それを知るには、漠然とした不安や、フワッとした印象、先入観、思い込みといったものをいったんは退けて、「今までなにに時間をつかってきたか」をふり返るのがいちばんだ。

人生って、3〜4分の1は寝てて意識がなくて、起きてるときの大半はメシ食ったり掃除したりダラダラしたり。ホントにもう、そんなことの繰り返し。

それをふり返って、「人生ってこんなもんだよ」と納得してもいいし、もうちょっとなんとかしようか、と改善するのもいい。

そのためのライフログだ。

おしまい。

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