勝つための兵站ノート術 時間とタスクを管理して収入アップをはかろう

B5ノートの見開きで一日を管理しています。B5ノートの使い方については、以前も書いていますが、手法がかなり変わってきたので再びまとめておきましょう。

このノートの使い方、つまりはノート術ですが「兵站ノート術」と名付けました。時間と感情をコントロールし、仕事で結果を出し、収入アップをはかるのが目的です。

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ノートはコクヨのキャンパスノートB5ドット罫線入り30行をつかう

▲コクヨの「ノ-3ATN」です。低コストで、紙質もよく、タフで、どこのコンビニでも入手できる、最強のノートです。

▲コンビニだと160円強。アマゾンだと128円で少しおトク。

数十冊のまとめ買いだとさらに安くなるのかと検索してみたら、20冊セットで4,350円=1冊当たり217.5円とかそんなのばかりヒットするんですが、なんの意味があるのかな。

ノートの見開き左ページで1日のタイムラインを管理する

▲以前はドット罫線のないキャンパスノートをつかっていましたが、時間管理をするため補助線を書くようになり、ドット罫線入りを便利につかっています。

▲こうなります。見開きの左ページが時間管理。2段に区切って、4時から24時までを管理してます。1時間当たり3行で、1行20分ということになります。

▲タイムラインが2本あり、右側が予定、左側が実行です。

予定のタイムラインは、前日までに記入しておきます。外出で電車に乗るときは、何時何分発に乗り、打ち合わせを何時に終え、次の目的地に何分に着く、ということまで管理します。

実行のタイムラインには、やったことを記入していきます。

▲こんな感じです。

この日は遠隔地へのアポがあったので4時に起床という無茶な予定ですが、3時5分に目が覚めてしまったので起きて活動を開始しました。

その後、気づいたことをメモしたり、仕事をこなしたりして、タイムラインが進んでいきます。

で、17時前には帰宅して、緊張がキレてダラダラし、酒飲んで22時ごろには寝てしまったと。

こんなことではいかんな、と思いつつも、この日はけっこうなハードワークだったし、ある程度の結果は出たし、酒を飲みつつ相方と楽しく会話できたので、まあ上出来だろう、と。

記録がないと、あっという間に時間が過ぎて、なにやったのかよくわかんないうちに一日が終わってたりするのですが、このノートがあれば、今日はこれだけやった、ということがひと目でわかるので、ひとまずは安心して、眠りにつくことができます。

ノートの見開き右ページでタスクを管理する

▲別の日の見開きです。

5時40分ごろに目覚めたのはいいのですが、その後90分もダラダラとしてしまいました。

ニュース見たり、資料読んだりと、一応は仕事っぽいことはしてましたが、なんだか頭に靄がかかったような状態で、タスクに決めたことを放り出して適当に時間を消費してしまっています。

他の日の記録もザッと眺めての推測ですが、酒飲んだ翌朝はエンジンかかるのが遅いです。酔いが覚めても、アルコールの肉体へのダメージは残っているのかもしれません。

そういう推測ができるのも、記録を残すことの利点ですね。あとは酒やめるだけだな。

見開きの右ページは、線を引いて3段に分割し、タスクを記入しています。タスクを完了すれば、タイムラインに記入していきます。今日はあとどれだけ時間が残っていて、なにがまだ終わっていないのかを、常に気にしながら行動するようにしています。

タスクは、「なにをいつやるか」に、最大の注意を払っています。常にやること、やらないことの取捨選択をしており、試行錯誤しています。このリスト通りにこなせば最高の一日になる、というのが理想ですが、なかなかそうはいきませんね。

また、1日のタスクをB5の1ページにおさめるというのはスペース的に無理なので、Macのアウトライナーも併用しています。

たとえば、「昨日つかったおカネを確認する」という一行のタスクがあるのですが、アウトライナーにも同じ項目があって、そこに詳細なタスクを書いています。財布を机に置く、レシートをキーボードの右側に置く、エクセルの「収支」ファイルを開く、といったような。

タスクというか、もうマニュアルですね。「なにも考えずにそのとおりにやるだけでいい」という状況を、できるだけ作りたいのです。

 

▲たまに相方がラクガキしていきます。うんちマンにほめられちゃったよ!

使い切ったノートは合冊して保管する

▲使い切ったノートは、3冊たまったら合冊しています。合わさる部分の表紙を幅1センチほど残して切り落とし、のり付けとステープラーでつなぎ合わせ、背表紙をテープで補強するだけです。

過去の記録を確認するとき、30枚の薄いノートを1冊ずつ手に取るのは手間なのですが、3冊合わさると90枚となり、それなりの情報量となります。

 

▲約2週間で、30枚のノートを使い切ります。3冊を合冊すると、1冊で約1ヶ月です。1冊に、1ヶ月分の行動と思考が詰まっています。

ノートのインデックスをシステム手帳に作る

▲過去のノートを見返して、気になることがあったらページ数と日付、タイトルを書いていきます。

以前はノートの巻末にこのインデックスを作っていましたが、ノートの冊数が増えてくると、今度はインデックスのインデックスが必要になるんじゃないか、それよりもシステム手帳にインデックスを集約してみようか、と。

まだわずかなんですが、それでも「オレこんなこと書いたっけ?」という気づきがあり、これが今後増えていくとどんな効果があるのか楽しみです。

戦略よりも兵站を 「兵站ノート」で事業を創れ

と、ここまで書いたことを読み返すと、ノート作りにけっこうな時間がかかっていそうですが、合計すると1日に30分程度です。

このノートは、いわばぼくの「上司」です。

サラリーマンだと、朝起きずに寝てたら上司から電話が入るでしょう。やることやらなかったら上司からツッコミが入ります。仕事がうまくいかなかったら上司に相談できます。うまくいった仕事は上司に報告し、ともに喜ぶことができます。

ひとり社長だと、上司は存在しませんから、そういった時間管理、悩みごと相談、喜びの共有といったことはすべて、ひとりで完結しなければなりません。

ひとりで相談? 共有?

ノートに書いて残せば、過去の自分、現在の自分、未来の自分を上司として動員し、相談も共有もできます。

そんなわけでこのノートを「上司ノート」と名付けてはどうかと考えましたが、それもなー。なんかイヤ。……ということで、「兵站ノート」と名付けることにしました。

「兵站ノート」! なんだかカッコいい!

何度か書いてますが、事業を展開する上で、寛容なのは戦略ではなく兵站です。

兵站とは、戦争における補給のこと。糧食や武器弾薬であり、それらを前線まで運ぶ物流です。どこを攻める、ここで勝負をかけて勝つ、という戦略をいくら考えても、前線で戦う兵の食べものと武器がなければ、勝つことはむずかしいでしょう。

事業を戦争にたとえるなら、従業員が兵であり、時間が兵站です。ドラッカーが「まずは時間をなににつかっているのか書いてみろ」といっているのはそういうことです。従業員の時間管理が破綻しており、サービス残業前提で成り立っている企業は無残です。

ぼくはひとり社長であり、すべての時間を仕事に投入してもいいというような覚悟はありますが、実際にそれをやってしまうと数日で破綻します。生きていくには、仕事以外に、寝て、食べて、適度に運動して、という時間も必要なのです。

それを管理するのが「兵站ノート」ということですね。

生活を維持し、健康に生きていくための時間を最適化する。それ以外の時間をギリギリまで仕事に投入し、時間内で大量行動して結果を出す。

それを毎日、淡々とくり返す。事業においては、桶狭間のような一発逆転は望めないので、勝つためにはそれしかないのではないでしょうか。