MacBook12(Early 2016)を半年間使い続けたのでレビューしてみよう

ひょんなことからMacBook12(Early 2016)を購入して半年がたったのでレビューしてみる。

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MacBook12はキーボードとUSB-Cにクセがあるがそのカッコよさにほれこんでしまったら買ってしまうのもいい

まずはじめに結論。

MacBook12はキーボードとインターフェースにかなりクセがあるが、そこがなんとかなる人にはすばらしいノートパソコンとなるだろう。

キーボードは超ショートストローク。インターフェースはUSB-Cがひとつ(あとイヤホンジャックもある)でしかも電源を兼ねており、拡張性が低い。

これが許容できるなら、とても軽くてカッコよいこのMacBookは、すばらしい相棒となる。

あるいは、そのかっこよさにほれこんだなら、有無をいわさず買ってしまい、そのあとでキーボードとUSB-Cにあれこれ悩むのもいいのではないか。

MacBook12のキーボードを評価する

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▲筐体の幅いっぱいにキーボードがあるこのデザイン。カッコよくない?

昔のノートパソコンはみなこんなデザインだった。薄型化につれ両端のインターフェースとキーボードの干渉を避けるため、キーボードの横に余白が形成されるようになった。

そういえば、薄型化にこだわらないLet’s noteは今でも余白はない。

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▲そして現代。その余白を占めていたインターフェースをすべて取っ払ってしまうという荒技で、Appleは薄型ノートパソコンのキーボードを再び、筐体の幅ギリギリまで大型化させた。

おかげで、コンパクトな本体サイズにかかわらず、キーピッチにはとても余裕がある。

いっぽうで、極限といえる薄型化のせいでキーのストロークは超がつくほど浅い。

ぼくは親指シフトをつかっているせいもあってか、それほど違和感なくタイプできる。親指シフトは二本の指で同時打鍵するため、打鍵に込める力が通常のローマ字入力よりも弱くなり、浅いストロークでも慣れやすいのではないか。

ローマ字入力で勢いよくキーボードをたたいている人だと、このキーボードはガマンできないかも。

先日発売された新しいMacBook Pro でもこのタイプのキーボードが搭載されたとのこと。今後、MacBookユーザーはいやでもこれに適応しなければならないのかも。

MacBook12のインターフェースを評価する USB-Cの明日はどっちだ?

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▲MacBook12のインターフェース、USB-C。充電もここから。他のケーブルをつないだときは充電できなくなる。

新しいインターフェースの採用は良いことだ。DVIやHDMI、USB-Aがずらずらと並んでいるとこれほどコンパクトにはならないし、キーボードは大きくできなかったし、なによりカッコよくならない。

Appleはカッコよさのためにレガシーなデバイスを次々と捨て去るメーカー。というかまだレガシーになってないものさえバンバン捨ててきたから。そういうメーカー。USB-Cも歓迎しよう。

ただ、これまでUSB-C関連の機器をいくつか買ってみて、USB-Cという規格そのものへの不安も生まれた。

バクチ覚悟で、USB-C充電、USB-A、HDMIを増設するコネクタを買ってみたんだけど、まともに動作せず返品。まあこのへんは、いずれはもっとこなれてくるはず。

心配なのは、USB-Cのコネクタのかみ合わせがゆるいこと。純正ケーブルはそんなことはないが、これまで試してみたコネクタ類はいずれもユルユル。いちばんひどいものは、MacBookを動かしただけで抜け落ちてしまうこともあった。

USB−AやmicroUSBで安物のデバイスは数多くつかってきたが、勝手に抜け落ちるということはなかった。USB-Cは今後、主流となっていくんだろうけど、品質の悪いデバイスが流通すると苦労しそう。

MacBook12の軽さと薄さは驚異的

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▲MacBook12は薄い。軽い。重さ920g。

これがどれほど軽いかというと、家を出たあとでカバンがあまりに軽いので「あれ? パソコンわすれてきた?」と不安になって確かめるほど。

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▲MacBookのようなクラムシェルのノートパソコンは、開いてすぐに操作できるのが利点。

ウルトラライトなノートということなら、ガジェット好きならマイクロソフトのSurfaceが気になるはず。ぼくも気になる。

しかしキーボードを打ちはじめるまでの手数が多いため、買うまでにはいたらない。

喫茶店でつかうにはスペースを取りすぎるし、ひざの上ではつかいにくいし、キーボードやタッチパッドの品質も許容できるものではない。

Windows8以降、Windowsノートは合体変形メカばかりになった感がある。たまに電器店の店頭でどんなものかといじってみますが、キーボードを打つだけで画面がぐらぐらゆれる、合体変形機構のせいで重いなど、ノートパソコンとしての基本的な機能に疑問がつくものばかり。

パソコン好きとしては残念。

MacBook12の気になる処理速度は

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初代のMacBook12は処理速度がモッサリ。二代目となる2016ではどうか。

2015モデルから2016モデルへの変更点は、CPUがSkylakeの「Core m」に。内蔵GPUもパワーアップした。メモリの動作クロック周波数引き上げ、新世代SSD搭載などもあり、動作速度は別ものとなった。

ふだんつかっているMacBook Pro Retina15と比べると、少し反応が遅れるが、そこはまあ比べるのが間違いか。出先の喫茶店で作業するときなどは、必要十分には動く。

番外編 MacBook12をもっとも酷使しているのは同居中の大家氏だった

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▲同居中の大家氏のMacBook使用状況。自宅でライターやってるので毎日長時間MacBook12をつかっている。

家にいるときはぼくはMacBook Pro Retina15をつかっており、あいたMacBook12は大家氏がつかう。

彼女も自前のノートPCをもっているが、「なんだかつかいにくい」というので確認したらWindows vistaが走っていた。

しかたなくMacBook12を貸してあげたら気に入ってしまったという。

彼女はガガガッと力強くタイプする。MacBook12のキーボードと相性が悪いのか「このキーボードなんとかなんない?」というので余っていた東プレリアルフォースを貸し出したところ、気に入ってもらえたようで。

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▲リアルフォースとマウスで原稿書いてるところ。タブレット用のスタンドでMacBook12を立てている。

前出の、たったひとつのUSB-Cを増設するコネクタは、キーボードやマウスを増設するために買ったのだが、充電ができなかったので返品となった。

とりあえずは写真のように、変換コネクタを介してUSBハブで増設しています。カッコいいMacBookが台無し。

iPhone7が、コネクタを介して有線イヤホンをつなぐととたんに残念な姿になるように、Appleのプロダクツは往々にしてそういうことがある。

また、たったひとつのUSB-Cを増設でふさいでしまうので、このままでは充電できない。大家氏は、バッテリー切れそうになったら休憩タイム、という運用をしている。

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記事中に出てきた製品はこちら

▲MacBook12。アップルの製品はなぜカタログ写真の時点でワクワクするのか

▲Happy Hacking Keyboard Professional BT

ぼくはUSB接続のタイプをつかっているが、Bluetoothで接続するこれは店頭で見かけたら買ってしまいそうで触らないようにしている

▲東プレのリアルフォース。HHKBとどっちがいいか甲乙つけがたく、両方買ってしまったという

おしまい