肉豆腐の簡単でうまいレシピまとめ 肉とネギと豆腐としらたきがおりなす小宇宙に酔う

寒くなると、肉豆腐への欲求がふつふつと高まる。

クタクタになった肉、甘くなったネギや玉ねぎ、肉のうまみを吸い込んだ木綿豆腐、影が薄いがやはりなくてはならないしらたき。

品のいい料理ではない。しかし食材が鍋の中で渾然一体となり、互いの長所を引き出し、完全な調和を生みだす奇跡。さあ、今晩は肉豆腐を作ってみよう。

肉と野菜は焼いてうまみを引き出そう

肉豆腐のレシピを検索すると、すき焼きに近い。ほぼすき焼き。

いや、記憶にあるうまい肉豆腐はこれじゃないのよね……

ならば作ってみるか、ということで試行錯誤してたどりついたレシピを記録しておく。

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▲まずは豚肉のブロックを焼く。

肉豆腐といえば薄切り肉が定番だが、豚の肩ロースのブロックがいちばんうまい(オレ調べ)。

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▲じっくり弱火でフタをして15分。裏返して10分ほど焼こう。

フライパンは南部鉄器のヘビーなヤツ。

▲このフライパンについてはいずれ記事を書きたい。

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▲焼いた肉は鍋に移し、水を注いで煮る。焼くことで、余分な脂が落ちてうまくなる。

フライパンはざっと汚れをふきとり、玉ねぎ1コ、ネギ一本を弱火でじっくりと炒める。

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▲煮る前に、豚の脂で「炒める」という一手間を加えることで、玉ねぎとネギの甘みを引き出す。

ごく弱火、15分ほどじっくり。

しょうがとにんにくと塩で味付けして一晩寝かす

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▲豚肉の臭みを消すために、しょうがとにんにくを刻んで、煮込み中の鍋に投入。

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▲炒めた玉ねぎとネギも投入して、適当に塩を入れて、20分ほどごく弱火で煮込んだら一晩寝かせる。

肉を食べやすく切り豆腐としらたきをいれたら完成

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▲一晩寝かせたら、肉を取り出して食べやすく切る。

溶けだした脂肪がスープ表面に白く固まっているはずなので、すくっておく。

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▲切った肉を投入して、しらたきと木綿豆腐をいれる。今回はシンプルに塩味のみの味付け。好みによって醤油をいれてもいい。

しばらく煮込めば完成。

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▲肉豆腐、しめじごはん、梅干しにキムチというメニューでいただこう。

キムチも梅干しも、砂糖なし。

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▲肉豆腐といえば七味が欠かせない。

たっぷりとふりかけて。

軽くかむだけで肉の線維がほろりとほどけ、うまみが口いっぱいにひろがる。

脂は、舌に乗せるだけで溶けていくほど。ハイボールの消費速度がアップする。

砂糖をまったく使っていないのにこれほど甘いのは、豚肉の脂でじっくりと玉ねぎとねぎを炒めたから。

スーパーや居酒屋の肉豆腐は砂糖で甘く味付けしており、しつこい。砂糖をつかわなくてもこんなに甘く仕上げることはできる。

▲軽々しく「一生モノ」といってしまう風潮はいかがなものか。しかしこのフライパンはホントに一生モノ。

なにかのジョーク? というほど重いから覚悟しよう。

おしまい