収入アップのために誰もがマネできる手帳術「手取り1655円が1850万円になった営業マンが明かす月収1万倍仕事術」大坪 勇二 (著)

「営業」という仕事で成果を上げ、収入アップしたいなら、これ以上の本はないのではないか。発刊は2009年ですが、内容は普遍性に富み、古さはまったく感じない。

ぼく自身、仕事に悩んでいたころに、この本に書いてあることをちょっとマネしたらあっという間に仕事の成績が上がったことがある。

ちょっとではなく、徹底的にマネしてみたら、もっと仕事ができ、収入もアップするのではないか。

ということで再読してみたので、まとめてみたい。

大量行動で人生を変えるための仕組みとは

「営業」という仕事を成功させるため、行動に焦点を当てよう、という趣旨の本だ。

仕事とは、結果がすべてであり、営業ならば、いくら売ったか、いくら利益を出したか、数字がすべて。

何件訪問したか。どんな商談をしたか。それは行動であり、結果に結びつかなければ、ゼロだ。

しかし、行動しなければ、結果は出ない。

著者は「人生の成功のカギは大量行動にある」と述べる。自らが大量行動を続け、月収1万倍という結果を成し遂げるために考案した五つのツールをまとめたのが本書だ。

「ツール」というのは、要は手帳のフォーマットのことで、以下の5つ。

  1. 16分割週間スケジュール帳
  2. 1日20ポイント獲得シート
  3. 1日10分目標書くだけシート
  4. 人生右肩上がりマップ
  5. キラートーク大辞典

実は本書は、仕事で成功して収入アップするための手帳術の本でもある。タイトルに「手帳」というキーワードを入れれば、もっと多くの人の目に触れたんじゃないだろうか。

仕事で成功し、自己実現するための手帳本ということでは、「一冊の手帳で夢は必ずかなう」が大ヒットした。

▲著者の熊谷氏の分厚い手帳のインパクトもあり、バイブルサイズのリング大きめの手帳が売れた。

しかしながら、あの手帳は熊谷社長の成功とともに分厚くなってきたはず。これから成功を志す人がいきなり分厚い手帳だけをまねても、使いこなしが壮大すぎて、なかなか継続しないのではないか。

そこへいくと、本書は、とりあえずは来週のアポをどうやって埋めるのよ、つーか今日なにするのよ、という身近なところから面倒を見てくれる。手帳の書き方から、どうやって行動につなげるのか、まで丁寧に解説しており、仕事に悩める営業マンにはすぐにでもマネできる手帳術といえる。

行動しなければ、運を拾うこともできない

ぼくもかつては、著者が指摘するような、「萎縮して行動できない営業マン」だったが、この本をちょっとマネしてみたら、行動すること自体が楽しくなった。

一週間をマスで区切り、それをアポで埋めることを徹底する。

訪問、電話、商談、メールなど、営業につながる行動をポイント化し、一日に何ポイント取ったかを可視化する。

お客さんが怖い、なにしたらいいかわからない、というところから、とにかく行動しつづけることにフォーカスするわけだ。そのころ、運よくお客さんに恵まれたこともあって、成績が跳ね上がり、「営業っておもしろいんだな」とはじめて感じたことを思い出す。

人並みの営業マン、ぐらいにはなれたのではないか。今思い返せば、行動し続けているからこそお客さんに恵まれたのだろう。

その後、営業とはなんなのかと自問しつつ、自分なりの答えを模索し、会社辞めて起業して、なんとなく本書の五つのツールも習慣から抜け落ちてしまっていたが、今また「仕事の核」となるなにかが必要ではないかと考え、本書を再読してみた次第だ。

五つのツールを、著者はA5のシステム手帳で運用しているようだが、それほど複雑なフォーマットではないので、多くの手帳でも取り入れることはできるだろう。

▲「月収1万倍」といううさんくささを感じさせるタイトルがアレだが、内容は読者によりそいつつ、オレにもできるんじゃないか、と思わせてくれる、地に足が付いたもの。。営業マンは、まずこれやれば2年でいい線いくはず。

▲長期的な目標を設定し、見通しを立て、行動するためのツールとして手帳をつかおう、という本。2004年の発刊なので、もう13年も前の本なのか。

おしまい。