我が友へ

ちょいワルおやじがジジイになったら 異性の尻をつつくのではなく若者の成長を後押ししてやれ

数日前ツイッターにて、「美術館でジジイがナンパで云々」という案件が炎上しており、なんのことかと追いかけてみたら、岸田一郎氏の記事が炎上元でした。氏は、LEONを発刊、大成功させたスゴ腕の編集人です。

記事は、同氏が編集長をつとめる新しい雑誌「GG」にまつわるもの。LEON世代がそろそろジジイになるからそこをターゲットにした雑誌なんでしょうな。

それにしても岸田氏が作る雑誌がなんでこんなに炎上するのか、と不思議に思いましたが、記事読んでみたら想像以上のキモチわるさでイスからすべり落ちそうになりました。

美術館と牛肉の部位を知って「ちょいワルジジ」に?

▲記事です。

要約してみると、

  • 美術館に1人で来る女性はおじさん好きや不思議ちゃんが多いのでねらい目
  • ナンパするために作品や画家の勉強をしておこう
  • 近場で食事に誘える店を調べ、魚の食べ方なんかを教えてあげよう
  • 焼肉屋で希少部位の話題をふり、女性の身体にタッチする作戦もあるよ

というもの。

マジですか〜。これホントに岸田氏が?

今度の雑誌、こんな童貞向けのナンパ指南書みたいなキモチわるい内容になるんですか?

氏が編集長してたころのLEONはおもしろかったのにな〜。あ、岸田氏が去ったあとのLEONも好きで、今も読んでますよ。

LEONのなにがおもしろいのか オヤジの自粛を排し元気づける紙面作りが楽しい

LEONがおもしろいのは、その世界観を徹底的に作りこんでいるところです。

▲2017年7月号は「海辺なオヤジは“色”っぽい」。夏は毎年、だいたいこうです。

毎号毎号「モテるオヤジの作り方」みたいなことをやっているわけです。しかし実は、先の岸田氏の記事のような、下品なナンパ指南の記事が紙面を飾ることはありません。そこに触れると、もう「粋」ではなくなってしまうんですね。

「粋」だからこそ、スポンサーはバンバン広告打ちます。読者はその世界観にひたり、気持ちよく消費してくれます。

また、ともすれば「もうオレいい歳だからね〜」と自粛しそうなオヤジ世代を元気づける、楽しむための提案で紙面があふれており、ウィットに富んだテキストとカッコいい写真で、ページめくってるだけでなんだか楽しくなってきますね。

リッチなオヤジさんたちには、粋に楽しんで、バンバン消費して、日本経済を回してほしいと切に願うわけです。

ちなみに、これだけLEONをほめちぎってますが、ぼくはファッションにまったく興味ありません。カッコよくありたいのですが、服装ではなく肉体改造でかっこいいオヤジをめざしてます。

LEONには、イタリアのオヤジたちのスナップショットがよく載りますが、どれもカッコいいんですね。

▲イタリアオヤジたちのスナップばかりを集めたLEON別冊です。

ファッションもカッコいいのですが、やはりみんなカラダがガッシリしてます。スーツもデニムも、カラダできてたらカッコいいわやっぱり。イタリア人は欧米人の中では小柄なほうですが、それでもいいカラダしてますね。

いっぽう他のファッション誌をめくって我が国のスナップショットを見ると(LEONには日本人のスナップはない)、「日本人はやっぱりフィジカル弱いなー」と。ファッションよりまず肉体なんだけどね。カッコよくなるには。

そうえいば、LEONから派生した肉体改造系の雑誌があったかと思いますが、継続して刊行されていないので、商業的にそっち方向はむずかしいんでしょうね。

脱線しました。

オヤジはいかに老い、どんなジジイになるべきか

▲GG創刊号の表紙です。

金は遺すな、自分で使え!

いつまでも/あると思うな/元気と命

いいですね。金融資産の大半を高齢者が握りしめ、そのままあの世まで持っていくの? というような勢いの日本経済ですが、リッチなジイさまたちには、天に召される前にカネを使い切っていただき、経済を勢いよく旋回させてほしいものです。

しかし、美術館でナンパや焼き肉屋でお尻ツンツンはいただけません。それはもう老害です。カネもってたらなんでもゆるされるわけではない。

ジジイの領域に片足をツッコみつつあるワタクシが考える「モテるちょいワルジジ」のあり方のひとつが、「ベストキッド」のミヤギ氏(ノリユキ・パット・モリタ)です。リメイク版のハン(ジャッキー・チェン)でもいいんだけど。

ミヤギは、これまでの経験で積み重ねた空手の技で、迷える若者を救い、成長を助けます。ジジイが若者とかかわり、技や知恵が受け継がれていくことで、社会は豊かになります。

空手の技でなくとも、仕事でもいいし、カネがあるなら起業に挑戦したい若年者に投資してもいい。経験やカネを還元し、後進を育てることこそ、ジジイの若者との正しい関わり方です。

ここで大事なのは、エラそーな「オレが教えてやるジイさん」にならないことですね。よくいますけどそういう人。ベストキッドでも、主人公がイジメで散々な目にあい、フクロにされて、これもう死んじゃうんじゃないの、というぐらいのところでやっとミヤギ(もしくはハン)が助けに入り、厳しい修行の末に師弟関係が生まれるわけです。

それやるには、若者に道を指し示すことができる実力がいるわけで、そのバックボーンがジジイに「ちょいワル」なオーラを付加してくれるのではないでしょうか。

数十年も歳がはなれた者とそんな関わり方ができれば、それだけで人生を豊かに終えることができるでしょう。そのためには、定年退職しても社会とかかわり続けるライフスタイルが求められます。

どうやってナンパするとか、焼き肉屋でおしりをツンツンするとか、そういうのは若いうちにすませておくべきことで、老いても異性に心をとらわれているようでは老後は無残です。

おしまい。

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