オレンズネロ0.2を入手したんだけど壊れてる!?>治ったので使用一カ月のレポートを

0.2mmというおどろく細さの芯のシャーペン、「オレンズメタルグリップ」を愛用している。

この芯の細さに加え、自動芯繰り出し機構を備えたオレンズシリーズのフラッグシップ「オレンズネロ」をつかってみたく、やっとのことで入手できた。ずーっと品薄だったからやっと入手できて嬉しい。

……と思ったら喜びもつかの間、なんだか壊れてるみたい?

(2017年9月29日いじくり回してたら治ったみたいなので、その件を追記した)

オレンズネロ0.2を入手した

▲ブラッと立ち寄ったロフト某店で在庫があったので、即座に入手。定価は税抜き3,000円だ。

シャーペン一本に見合う価格か。作った人のこだわりに狂気を感じたなら

▲勝手に芯出ししてくれる。

オレンズメタルグリップを使いこんでおり、いいペンなんだが、芯が細いためにすぐに減り、ノックの頻度が多いのがつらい。

そこをカバーしてくれるなんて、ほぼ完璧なオレンズのはずだ

ノックしながら先端を押しつけてもパイプが収納されないんだけどこれって壊れてる?

▲開封してみる。

▲オレンズの作法。芯は出さない。使用後はパイプを収納しよう。

▲で、さっそくつかいはじめたら、あらこれなんだかおかしくない?

▲オレンズの作法として、つかいおわったらノックしながらペン先を押しつけ、パイプを収納するんだけど

▲収納されない。押しこんでも、パイプが飛び出してくる。書くことはできるが、パイプを収納できないと安心して机の上に置いとくこともできない

なにかミスをしているのか。

オレンズメタルグリップにはない、ネロだけの特別な作法があるのか。

調べたみたが、わからない。

てことは壊れてるの? いきなり?

ぺんてるに電話したら土曜でサポートが休みだったので、続きは来週

オレンズネロの細部を凝視してメタルグリップと比較してみる

▲ということでいきなり壊れてたオレンズネロ。書くことは書けるのでしばらく書いてみたが、これはすばらしいシャーペン

▲正直なところ、デザインはもっとシンプルにできなかったのか

▲でもこのグリップは秀逸だ。オレンズメタルグリップのグリップも優れているが、ネロはもっといい

軽く握るだけで滑らない。しかし、ロットリングのローレットのような攻撃性はない

12角形なんだけど、この円に近い角ばり具合がとてもいい

▲0.2mmの自動芯出しにより、部品数は従来のシャーペンの約2倍になったという。

それを、この細い軸に手作りで押しこみ、ぶれない一体感のある書き味を実現した。

製品開発において、こういった面倒なことはフツーは避けたいはず。

でもそういう面倒と取り組み、解決して、「やれることは全部やってみた感」がオレンズネロにはある。

▲ノックの感触が、メタルグリップとはまったくちがう。重くて、複雑な感触。中でいろんなメカが動いているような感じ。

筆記の感触は、「パイプ先端で紙面をえぐってる感」がメタルグリップより強い。でもメタルグリップは相当つかいこんでるので、アタリが出ているのかも。ネロもつかいこんでみないと公平な比較ではないな。

▲ネロを主力に、メタルグリップをバックアップに。これで0.2mmシャーペン体制が確立する。ネロが治ったら

▲0.2mmの筆跡が安定して、折れずに書けるというのは革命的で、ノートや手帳のつかいかたが一変する

オレンズネロのその後 パイプスライドが収納できるようになった!

その後、サポートに連絡するのも面倒で、箱にしまい込んだままのオレンズネロに悶々としていたのだが、ある日のこと。

箱から取り出し、首軸を分解してみた。

首軸だけでも、スライドパイプは収納できず、飛び出してくる。

少し強めに押しつけてみた。……あっ! パイプが収納できた!

首軸を元に戻して、パイプを収納してみる。かなり強めに押しこむと、収納できるようになった。

指の腹では、痛くて収納できない。ムリにやろうとすると、刺さってケガする。

普段は、システム手帳のリフターに押しつけて、収納している。

これが正常な状態なのかはわからないが、毎日ヘビーにつかっていて修理に出すヒマもない。ひとまずこのまま、使いつづけるしかない。

で、せっかくだから一カ月ほど使いこんだ感想も書いておこう。

収納時は毎回スライドパイプを強く押しこむという面倒を差し引いても、これはすばらしいシャーペンだ。

いくら書いてもノックする必要がなく、この鋭い筆跡で書き続けることができるというのは、システム手帳の使い方を一変させるほどの威力がある。

たまに、バックアップ用のメタルグリップをつかってみると、いちいちノックしないと芯が出てこないことが不便で仕方ない。グリップの感触、重量のバランス、メタルグリップはすべてネロにおよばない。

メタルグリップが劣っているわけでなく、もいいペンだが、それ以上にオレンズネロが優れている

▲そろそろプレミアも落ち着いてきたか。

▲オレンズメタルグリップ。これも優れたシャーペン

▲芯はHBとBをとっかえひっかえ試してみたが、Bかな。でもBだと減りが速いのでどうかな

【関連記事】0.2mmの極細シャーペン「オレンズ メタルグリップ」に日本文具メーカーの技術開発にかける意地を見た|KOKOSAKI

▲オレンズメタルグリップをはじめてつかってみたときの記事。数百円でこれが手に入るところにぺんてるの狂気を感じる。

【関連記事】オレンズとクルトガアドハンスの筆跡を比べ、クルトガと赤芯でトガり続ける赤鉛筆を作る|KOKOSAKI

▲クルトガに赤芯で赤鉛筆にしてみた記事。0.2mmの赤芯があればオレンズを赤鉛筆にできるんだけど、技術的に難しいのかな。

おしまい