システム手帳をスタートするならバイブルサイズがオススメ 理由は「中途ハンパ」だから

雑誌の特集やウェブの記事で、

「最近システム手帳が再び見直されている」

というのを見かけて、ホントかな〜、ホントだったらうれしいな〜、と。

システム手帳にはいろいろなサイズがあるんだけど、今からスタートするなら「バイブルサイズ」をオススメしたい。

バイブルサイズはなぜこんなに中途ハンパなの?

バイブルサイズのリフィルは、タテ171ミリ、ヨコ95ミリ。絶妙に中途ハンパ。

注意したいのはリング穴。バインドするための6穴で10ミリ程度は死にスペースとなる。記入できるヨコ幅は最大でも85ミリ。

実際の運用ではリングのキワは記入しにくいから、さらにせばまるかも。

近いサイズ感としてはB6サイズ(182×128ミリ)、あるいはA6サイズ(148×105)。縦横の比率からすると、バイブルサイズは縦長で横がせまい。

なぜこんなに横をせまくしたんだろうか?

持ち歩きと記入面積のせめぎあいで

なぜバイブルサイズがこのサイズとなったのかはよくわからないんだけど、推測してみた。

まず、システム手帳はスマホやPCが登場するはるか以前(第一次世界大戦ぐらい)に、軍人が情報処理用のツールとして前線を持ち歩くというニーズから生まれた。

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手でつかんだときにしっくりくるからこのサイズが決まったんじゃないか、というぐらいバイブルサイズのバインダーは手になじむ。

ひょっとしたら、当時の軍服のポケットには、バイブルサイズのバインダーが入ったのかもしれない。

そして、横幅が狭いというのは、英語圏ではそれほど問題とならなかったのではないか。

ファイロファクスのヨコ罫リフィルを見てみると、

罫の幅がかなりせまい。つかったことあるけど、かなり細くて日本語は書きにくい。

でも、この罫線におさめるぐらい字を小さく書くと、ヨコ方向のおさまりはよくなる。

アルファベットは、漢字よりもかなり小さく書けるから、英語圏の人はバイブルサイズでもヨコ幅がせまいとは感じにくいのだろう。

携帯しやすいサイズ。

(英語で)記入しやすいサイズ。

相反するこのふたつの要素のギリギリのせめぎあいから、このサイズが生まれたにちがいなく、漢字を書く日本人にはヨコ幅がせまくなってしまったのではないか。

「筆記具」と「慣れ」でバイブルサイズのせまさは克服できる

でも、漢字を書く日本人でも、工夫でバイブルサイズは十分につかいやすくなる。

まずは筆記具。筆記具の進化はすごいね。極細で滲まずに滑らかに書けるボールペンとか、極細シャープペンとか。

個人的にはオレンズネロ0.2mmはもう手放せない。このペン革命的。オレンズネロのおかげで、バイブルサイズの手帳の使い方が一変した。

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あとは慣れ。どんな手帳でも、携帯性を重視すれば記入面積は小さくなる。記入面積を大きくすれば携帯性が落ちる。

あれこれ手帳ジプシーやるよりも、バイブルサイズに決めたら決めたで、徹底的に使いこみ、その運用をカラダに叩き込もう。

持ち歩くにも机上だけでもバイブルサイズが限界だ

「一冊の手帳で〜」の熊谷氏も著書で述べているが、常に身につけておける大きさの限界が、バイブルサイズぐらいじゃないか。(とはいえ一時期話題になった氏の手帳は、常人が持ち歩けるサイズをかるーく超えていたけど)

バイブルサイズを使ってみて「狭くて書きにくい」と、A5サイズのシステム手帳に移行する人を何人か見てきたが、「手帳」として運用するならA5サイズはオススメできない。

大きすぎるから。

A5サイズのバインダーは巨大。リフィルをセットすると重さも相当なもの。あれは持って歩けない。

出歩かない、机上でしかつかわない、という理由があっても、A5はやはりどうか。

A5のシステム手帳を開くには、A4プラスアルファのスペースが必要。オフィスであれ、自宅であれ、机上に常にA4以上のスペースを空けておくのは難しい。

手帳は机上で開きっぱなしにしておきたい。そのためには、たとえ持ち歩かないにしても、バイフルサイズが限界の大きさ。

小さいほうがいいならミニ6はどうなの?

たっぷり書けそうだ、という印象でバイブルサイズを選んだものの、リフィルは思ったより小さいし、そのわりにはバインダーが大きいし、だったらカバンにおさまりやすいミニ6にしようか、という人もいる。

ちょっとしたメモ帳がわりというならミニ6もいいが、長期的な目標の管理ということならオススメはできない。

小さすぎるからだ。

やはりリング穴の話に戻るが、あのサイズの紙にリング穴開けてバインドすると、思った以上に記入面積は小さくなる。

バインダーのリング径も、11mm前後なので、バインドできる枚数も少ない。

大きいのと小さいのと用途に応じて使い分けするのだけはやめておけ

机上にA5、カバンにミニ6、というシステム手帳の運用をしていた知人がいたが、色々と苦労していたことを思い出す。

メモをどっちに書いたかわからない。

両方でスケジュール管理しているからダブルブッキング頻発。

出先でA5に書いたメモを確認できない。

過去のリフィルはA5とミニ6が混在してて管理に手間がかかる。

などなど。

趣味や楽しみとして、様々なフォーマットのシステム手帳を運用することを否定はしない。

でも、仕事や家事が絡んでいて、生産性を上げたいなら、できるだけフォーマットを統一するほうがいい。

異なるフォーマットの手帳やノートをどうしても併用したいなら、

  1. マスターとなるシステムを明確にする
  2. 一方は綴じ手帳やノートとする

というルールがオススメ。

僕は、バイブルサイズをマスターとし、サブとしてB5ノートやA3用紙を使っている。

バイブルサイズは「中途ハンパ」 だがそれがいい

というわけで、この記事のタイトル。

バイブルサイズのシステム手帳をオススメするのは「中途ハンパ」だから。

大きすぎず、小さすぎず。

漢字圏の人にはヨコ幅が狭すぎんじゃない? という感もあったが、筆記具の進化と、慣れでなんとかなりますよ、と。

現場にも持って歩ける大きさで、なんとか記入面積も確保できて、という中庸なところ。

それがバイブルサイズの魅力。

もっともポピュラーなサイズなので、バインダーやリフィルやアクセサリーも数多い。

好みにかたよりがあるんだけど、下記の記事でオススメのバインダーもまとめてみたので、よしなに。

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おしまい