メインで持ち歩くシステム手帳はリング径15mm級がやっぱサイコーだよなということでノックスのプレジオを入手した

一枚革にリングをつけただけというトラベラーズノートのような雰囲気のシステム手帳、ノックスのルッソをしばらく使っていたのだが……

リング径20mmは持ち歩きにくいしベルトもやっぱり必要だ

▲ルッソ。いい雰囲気になってきた。

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【関連記事】理想的なシステム手帳 ノックスブレインの「LUSSO」(ルッソ)を入手した|ここはまかせろ先に行け

しかしリング20mm級のシステム手帳は、どうにも持ち歩きにくい。ゴロンとしてて、カバンにつっこんでおくと、他の物品と相性が悪い。

特にルッソはベルトがないうえ、一枚革がまだまだかたくて馴染んでおらず開き気味だ。

カバンに放りこんだ他のものと干渉してリフィルを傷めたことが何度かあり、さらには仕事中にお客さんの前でペラペラめくった手帳から何かがポロリと落ちたりすることもあって(これものすごくカッコ悪いことに気づいた)、メインの手帳としての利用はひとまずあきらめた。

ノックスのプレジオを入手した

やっぱリング径が20mmは大きすぎだよなー、15mmぐらいがいちばんいいんだよなー、ということで次に入手したのは、前から気になってたノックスブレインのアレ。

▲今回のバインダーもノックス

▲開けましょう

▲開けました。プレジオというバインダー

▲ピッグスキン、豚革で作ったバインダー。ピッグスキンって安いんだろと思いきや、凝った素材と純国産ということで、けっこうお高い。

▲ さっそくリフィルとペンをセットした。ペンはオレンズネロ。東京の老舗豚革タンナーが、コードバンと同じようなアプローチでなめしたというピッグスキン。あんまり豚っぽくはない。

話は変わるがホワイトバランス無茶苦茶だね。青くなったり赤くなったり、黒は難しい……

▲コバの処理が美しい。樹脂を盛るように塗る処理だと、割れてはがれてくるんだが、こういった磨きをかけた処理だと割れることはない。

アップにすると、豚革の表情がわかりやすい。

初めてプレジオを手に取ったときは、

「豚革か〜、安っぽいんじゃないの〜」

と変な先入観があったが、これが端正で作りがよく美しく、高級感があってビックリした。

▲背表紙まわりのコバも見事な美しさ。

背表紙とベルトは、牛革(これも国産)。コバの断層をよく見ると、革が重なり合う部分の厚さを計算し、入念に革が梳いてある。

こういったスキのない細工のせいか、開閉はしなやか。手にしてるだけでウットリするほどの完成度と高級感がある。

▲オレンズネロがよく似合う。

このペンホルダー、かなり太くて、4+1の複合ペンとか、万年筆でもさせるのでは。

普段は、赤芯のクルトガアドバンスを差し、オレンズネロ0.2のクリップを引っ掛けている。

このぐらいのペンだと2本差してもギリギリベルトは届く。

▲ベルトのホックも日本製。創業100年の老舗国産メーカーによる極薄のオリジナルホックとのこと。確かに、差し込み式のベルとどめとかわりない薄さ。

止める外すの手触りも、心なしかしっとりしてて節度がある。

ホックの刻印を見る限りは、ノックスのフラッグシップモデルであるオーセンと同じやつか。

▲豚革は、他の革にはない表情を持つ。いい感じにエイジングしてくれるといいんだが、どんな感じになるんだろう。

▲表2のポケットまわりの豚革の使い方は、オーセンに通じるものがある。

▲箱から出した時点ではこのぐらいの開きだったが、使ってるうちにほぼ水平に開くようになってくれた。

内装も豚革。豚革は柔軟で強度が高いので内装に向いているのだろう。

握ると「ギュッ」と革が鳴く。オーセンも鳴くが、プレジオもけっこう鳴いてくれる。

▲表4(裏)側。

▲ルッソと並べて。プレジオの下部、白い粉が吹いているが、ブルームか。ブラシで磨くと消えた。

▲ルッソはリフィル保管用として机上でがんばってもらうことに。

プレジオから外した直近のリフィルをストックしている。ベルトや余計な装飾がないため、手にとってすぐに参照でき、とても具合がよい。

革のグレード落としてコストダウンし、ちょっといい保管用バインダーとして売り出してくれないか。

奥の赤いバインダーは、知人からもらったアシュフォードの古いバインダー。プレスコットぽい様式で、リング径30mmというヘビー級。未使用のリフィルをストックしている。

メインの持ち歩きシステム手帳は15mm級がサイコーだ

過去に様々なリング系のシステム手帳を使ってきたが、常に持ち歩くには15mm級(メーカーによって15mmと16mmのリングがあるがその1mmの差の違いは体感できなかったので両者をまとめて「15mm級」とした)のリングがいい。

様々なリング径のバインダーを使ってきたが、それぞれの印象は以下の通り。

  • 8mm 薄すぎて実用性低い。リフィルのリング穴もすぐに痛む
  • 11mm 薄さを優先するならここか。ルフトやプロッターがこのサイズ
  • 15mm級 今回入手したプレジオがこれ。オーセンもこのサイズ。過去に使っていたユナイトなど、ノックスのこのサイズは名作が多い印象
  • 20mm ルッソがこのサイズ。バインダーが分厚くなり、いかにもシステム手帳という形。記入する際、リングが邪魔になってくる
  • 23mm ファイロファックスでしか見ないリング径。このファイロだけのサイズ感がいいんだ、というユーザーもいる
  • 25mm かなり厚くなる。いかにもシステム手帳という貫禄ある姿。使い古したボロボロのリフィルをバッサバッサはさんで使いこなしてみたい。いずれ。ここらへんのヘビー級バインダーはアシュフォードが得意な印象
  • 30mm デカすぎ。先に出てきたプレスコット風のやつと、これもアシュフォードのローファーと、リング径30mmバインダーがなぜか手元に2冊ある

バイブルサイズでリング径15mm級のオススメのバインダーはこれだ

ということで、以前に「システム手帳使うならバイブルサイズがオススメだよ」という記事を書いたが、

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【関連記事】システム手帳をこれからつかうならバイブルサイズをオススメするたった一つの理由|ここはまかせろ先に行け

バイブルサイズにしたってこれだけリング径がちがうバインダーがあり、たとえば8mmと30mmはもうぜんぜん用途がちがってくるわけで、そこがバインダーとリフィルを別々に選ぶことができるシステム手帳のおもしろさなのだが、その中からあえてひとつ、万能のバインダーを選ぶなら15mm級をオススメしたい。

▲ノックスのロングセラー、ユナイト(実は最もぼくの使用期間が長いバインダー)とか、

▲ノックスのフラッグシップ、オーセンとか(余談だがインスタ見てるとオーセン使ってる中国人が何人もいて、そういえば銀座伊東屋にも中国人たくさんいたなー、こんな高いバインダーバンバン買ってんのかー、と感心する)、

▲当然、プレジオもはげしくオススメ

▲アシュフォードのプレスコットトラベルマンも検討したが、ベルトなしだったので選外に。15mm級は薄型とはいえ、カバンにつっこむことを考えるとやはりベルトが欲しい

▲ルガードにも15mmがある。革が美しく、店頭サンプルに触れるたびウットリするんだが、これもベルトなしなので選外に

リング径15mm級のバインダーはこう使いこなす

リング径15mmのバインダー、厚いようでいて、実はけっこう薄い。

だがそれがいい。

リフィル枚数に制限があると、いろいろと工夫するようになるから。

重要なリフィルを取捨選択したり。

複数のリフィルを一枚にまとめたり。

そういったメンテナンスをしないと、システム手帳は書き散らしたメモか、あるいは白紙のたばにすぎない。バインダーとリフィルというこの複雑なシステムをわざわざ使う必要が、あまりない。

リング径が小さいと、イヤでもメンテしないといけない。そうやって、メンテし続けたシステム手帳は、もう手放せなくなるよ。

おしまい。