文房具

理想的なシステム手帳 ノックスブレインの「LUSSO」(ルッソ)を入手した

システム手帳に、夢を達成目標として書き込み、行動し、進捗を確認する。

そういったつかいかたをしたいので、バインダーも長期的な酷使に耐えうるものを、と考え、探していたところ、いきなり理想的なバインダーが見つかってしまったので思わず買ってしまった次第です。

これが理想的なシステム手帳のバインダー ノックスブレインの「LUSSO」(ルッソ)だ

▲ではさっそく、開封の儀とシャレこみましょうか。

▲ノックスブレインのLUSSO(ルッソ)です。イタリア語で「さりげない贅沢」という意味だそうです。

▲「イタリア植物鞣し本革組合」認定の名門タンナーで作られたショルダーレザーを一枚仕立てで作ったバインダーです。

▲牛原皮のショルダー部分を、伝統的なバケッタ製法で植物タンニンなめししたレザーです。

タンニンなめしなので、つかいこめばエイジングが楽しめることでしょう。店頭にあったサンプルは、ツヤが出ていい感じになっていました。

▲革一枚、ぶった切ってリングを縫い付けただけの構造です。ポケットも、ベルトも、ペン差しも、なにもありません。クラウゼリングがガンメタルで重厚な雰囲気です。

▲正確には、表皮とリングのガードで、革を2枚つかっています。2枚の革が重なる部分は、革を薄くすいてあります。

このおかげで、背表紙の部分だけ厚ぼったくなることを防ぎ、美しい一枚革のようなラインを創り出しているのです。

▲縫い目は、背表紙のこの部分だけ。

▲遠目に見ると、一枚の革で作ったようなたたずまいです。

背表紙あたりで複数枚の革を縫い合わせた構造だと、縫い代の部分が厚ぼったくなってしまいます。一枚革だからこその美しいラインです。

「革」にコストを全フリしたシステム手帳

▲こういう文書が、同梱されています。「イタリア植物鞣し本革組合」が発行するシリアルナンバー記載の品質保証表示札だそうです。

▲裏側です。

このバインダー、定価16,000円と、構造が単純なわりにはけっこうなお値段です。16,000円でも、ポケットやペンループがついた機能的なバインダーは普通に店頭に並んでいます。

ここからは推測ですが、システム手帳という製品を作るにあたり、革や縫製やパーツ割りなど、どこにコストをかけるかによって製品の個性が出てくるわけです。コスト度外視して、最高級のコードバンを、日本の職人が手間ひまかけて作れば、それはもういい製品ができあがることでしょう。実際、5万円以上もするバインダーもあって、それはもうウットリするようなできばえです。

いっぽうで、お値段を16,000円程度にしたいなら、革も縫製もそれなりにコストダウンしなければならず、それなりのものにしかなりません。店頭で、1万円台と2万円台のバインダーを比較してみれば、安いほうはやはり値段なりのものだということに気づくはずです。

しかしこのルッソというバインダーは、限られたコストを「革」に全フリしてしまったという、尖った製品です。ぼくはこういうのを探していたので、喜んで買ったわけですが、システム手帳があまり売れるわけでもない今の時代、こんなに尖った製品を発売してしまった、攻めてるノックスブレインの姿勢に拍手を送りたいわけです。

とはいえ、尖りすぎててウケなかったのか、すでに製造中止なんですが。

システム手帳にポケットもペンループも不要な理由

正直なところ、システム手帳にたくさんあるポケット、いらないなと思ってました。

カードって財布に入れますよね。システム手帳自体を財布にしてみたこともありましたが、手帳としても財布としてもつかいにくい代物ができあがったので、やめてしまいました。

ベルトも不要です。筆記の邪魔。ペン差しも不要です。ペン差しの位置や形状によっては、愛用のペンが差せない、ということもあります。

▲ルッソには、これをつかっています。ペン差し問題は、このアイテムでほぼ解決するのでは。

▲ルフト用にも買わないと。

もし、ベルトがなくて不便なようなら、

▲これか、

▲これでなんとかなるんじゃないかと。

システム手帳はいくらでもカスタマイズできるので、バインダーはできるだけなにもついてないミニマルなほうがいいですね。

20年つかいこむにはタフでなければならない

昔、愛用していたシステム手帳のバインダーのベルトループがはずれてしまったことがあって、そこから中身が見えてしまったんですが、革は想像以上に薄くてペラペラで、スポンジとボール紙の芯材で強度を出しているような構造で、幻滅してしまったことがあります。

はずれてしまったベルトループは、なんと両面テープで固定されていました。両面テープて!

2万円台後半の、それほど安物ではない製品だったのに。悪口になってしまうのでどこのメーカーかは書きませんけど。

男の手帳の作り方 浮気や寄り道せずひたすら1冊をつかいこめ|KOKOSAKI

▲この記事のように、カッコいい男の手帳を作るには、20年は使いこまねばなりません。

そういった長期的な視点からすると、物理的に壊れる部分が無く(壊れるとしたら金具ぐらい)、どこまでもタフで、スポンジやボール紙が入っておらず、ムダな装飾や機能が一切無いルッソは理想的なバインダーなのです。

おしまい。

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