起業するならまずはカネ ムダをはぶき家計をしぼりつくして節約しよう

サラリーマンを続けながら、起業の準備を進めている人は多いはず。「万全な準備を整えて」から起業したいのが人情。

では、どこまで準備すれば「万全」なの?

どこまでやっても「万全な準備」というのはあり得ない。泳ぎ方を身につけるなら、とりあえず水に入ってみなければはじまらない。

しかし、ただひとつだけ、徹底して準備したほうがいいのが、おカネ。おカネがなくなったらゲームオーバーだから。

おカネは「弾」 弾を撃たなきゃ戦えない

「起業の準備中」という友人がいる。

中小企業診断士の資格を取る、想定しているビジネスの業界に人脈を作る、経営の勉強をする、お金を貯める。

しかし、いつまでたっても起業する気配はない。

このまえの記事で書いたけど、今やっている仕事がぬるく感じているなら「辞めどき」なのかも。力があり、お客さんからの信頼もあるんだったら、会社を辞めて起業しても、仕事がついてくる可能性はある。

しかし、可能性。仕事がまったくとれない可能性もある。力がある、お客さんの信頼がある、というのはただのかんちがいかも。

かんちがいでも起業は成功することもある。

かんちがいではなかったのに起業が失敗することもある。

考えているだけではなにも前に進まない。そうやってズルズルと決断を先延ばしにしているうちに、サビて鈍って力を無くしてしまう。

会社を辞めるか辞めないかの判断は、自分ですること。万全な準備など無いのだとすれば、どこまでの準備で踏み切るかも、自分で考えなければならない。

しかし「おカネ」だけは最優先で、徹底して準備しておかねばならない。

仕事がなくても数年は食いつなぐにはどうすればいい?

法人相手の商売、いわゆる Bto B でやるなら株式会社を設立することになる。ならば、ある程度の資本金を用意しておきたい。

起業したいけど、サラリーマンをしながらおカネを貯めるなんてムリだという友人もいる。

ホントに? ムリ?

収入は急には増やせない。支出の削減なら今すぐできる。手元資金を増やすだけでなく、起業直後の苦しい時期の支出をおさえるためにも、家計の見直しは重要。

通勤が便利な家賃の高い都心部に住む、たばこを1日に1.5箱吸っている、毎晩酒を飲んでいる、携帯電話は料金プランの高いドコモのiPhone、という状態だと、さすがにおカネは貯まらない。

ぼくも、起業前後は家賃の高いところに住み、事務所をかまえていたけど、あれはムダだった。

起業して、仕事がなくても、数年は食いつなぐ覚悟をしておきたい。そのためには、できるだけ節約して生活コストを下げておくことだ。

家計をおさえて月間○○万円以上も節約できた事例

引っ越しとルームシェアで家賃を60,000円/月も節約できた

これまでにやってきた節約術まとめ。

まず家賃。ほとんどの場合、支出の多くを家賃が占めているはず。

住むところ、というのは見栄をはりたくなる。ぼくも今年の春まで、城南エリアに住み、事務所もそこにかまえていたが、まあ家賃が高いこと。鼻血出そうだった。

家賃の安い千葉に引っ越したら、固定費がガクッと減って毎月ラクラク。縁あってルームシェアしているせいもあり、家賃は劇的に下がった。

お客さんのところに訪問するには都心に出ることになり、城南に住んでいたころより移動コストはかかる。それでもこの削減幅は大きい。

たばこをやめれば13,640円/月を節約できる

マジでおカネをためるならたばこをやめてみよう。

現在、メビウスが440円だそうで。いい値段。1日一箱を一カ月吸うと440×31日=13,640円。

たばこには、酒やコーヒーなど他の嗜好品の消費も進む効果があるから、実際にはこれ以上の節約効果があるかも。

また、生涯たばこを吸い続けた場合の試算をまとめた記事を書いたので、よかったら参考に。

「ストレス解消にたばこぐらい吸いたい」と愛煙家はいうが、以前に吸っていぼくとしては、

「たばこを吸うほうが確実にストレスは増えるよ」

とアドバイスしたい。

カラダへのダメージも大きい。「肺がんになったらポックリ死んでやるよ」とみんな言う。

でも、ポックリ死ねない。お医者さんの話では、ガン末期患者の苦痛は想像を絶するそう。たばこを吸っていたことをマジで後悔し、苦痛に生きる力を失い、最後は記憶もおぼろになって亡くなるとか。

怖い。怖すぎるたばこ。

たばこだけがガンの原因ではないが、ガンになる可能性を増やすたばこなんて、もう怖くて吸えない。

酒をやめれば控えめにみて12,400円/月を節約できる

節約のために外飲みをやめて晩酌、ではまだ不足。酒をやめることを考えたい。

発泡酒のロング缶とちょっとしたつまみで1日の酒代が400円とする。400×31日=12,400円。

そして、酒を飲みはじめると1日400円ではすまないことは酒飲みならよくわかるはず。酒というのは飲みつづけると、量が増えていく。

そもそも、起業したいなら酒を飲んでいるヒマなどないはず。ぼくも去年あたりは酒量が増えて、これは危ないなと。酒をやめようとして、今週はまだ1回しか飲んでない。

食費を切りつめて30,000円/月を節約した

食費の節約には、注意が必要。インスタント食品や、見切り品の総菜を買えば、かなりの節約となる。

しかし、カラダは資本。事業を興し、仕事を創り出すには頑健な身体が不可欠。そのためには、高タンパクと良質な脂質、糖質低め、加工度低めの食事を心がけたいもの。そのためには肉と野菜を買い、自炊すること。

自炊は良い食材をつかうと、意外にコストがかさむ。特に肉は高い。

牛肉は特別な日だけで、普段は鶏胸肉。先日、近所に新しいスーパーができて、もとからあったスーパーとの価格競争により、鶏胸肉が100gあたり48円という価格になり、とてもありがたい。

外食をほとんどしなくなった、安い肉しか買わない、野菜も見切り品しか買わない、という節約で、食費は30,000円/月の削減ができた。

通信費を節約して5,000円/月を節約した

先日、携帯電話をソフトバンクのスマホからドコモのガラケーへとMNPした。約7000円/月の削減。

出先でのメール確認やメッセージのやりとりなどのため、スマホは別途MVNOで調達したが、それでも通信費トータルで5000円/月の削減。

節約には見栄を捨て生活習慣を改める効果もあった

これらの節約でいくら支出を減らせたか合計してみると、約10万円/月の削減となった。1年間で120万円。2〜3年続ければ、十分に一旗あげるための資金となる。

「酒やたばこをやらない人生なんて楽しいの?」という問いには、「酒やたばこ以上の楽しみを知らない人生でいいの?」と返答するしかない。

節約はお金を貯めるだけでなく、ムダな見栄を捨て、生活習慣を見直すという効果もある。

見栄を捨てる、生活習慣を改める。どちらも、事業を興して会社を存続させるためには、大切なこと。

おしまい