起業したばかりはヒマなんだけどアルバイトをしてはいけない

サラリーマンをやめて起業すると、最初のうちはけっこうヒマです。

通勤時間がなくなります。なにもかも自分ひとりで完結するので、会議や社内スタンプラリーもしなくていいのです。

時間が生まれます。しかし、それなりの支出はあるわけです。

時間はあるがカネは減っていく。だったらアルバイトでもしようか。

そう考えるかもしれません。でもよく考えてみてください。アルバイトするために会社やめたんでしたっけ?

口座に定期的におカネが振り込まれる安心感がなつかしい

「自分の時間」というのは貴重です。

会社員にせよ、アルバイトにせよ、「自分の時間を切り売りして報酬を得る」という側面はたしかにあります。タイムカードに刻印した数字によって、口座におカネがふりこまれます。

自分の時間を売る、というのはそれなりにツラいのですが、定期的に口座におカネが振り込まれるあの安心感にはかえられません。

いっぽうで、サラリーマンをやめ、起業したばかりのひとり社長が、どれだけ事業に力を注ぎ込んでも、会社がもうからなければ収入はありません。

あるいは、

「あんなにがんばったのに利益がこれだけ?」

とガックリすることがあるかもしれません。

すると、「アルバイトでもするか」という気分になるのです。

口座に定期的におカネが振り込まれるあの安心感が、なつかしくなるのです。

時間は自由ですから、自分の事業もやりつつ、アルバイトもやろうか、と考えるのです。

時間は売るな はいつくばってでも自分の事業を育てろ

しかし、そこをグッとガマンして、自由になる時間は自分の事業を育てることに注ぎ込みましょう。

え?

「起業したばかりで仕事が少なくて実はけっこうヒマだ」

というのですね。それでもアルバイトはやめておいたほうがいいです。

時間があるなら、オススメは現場を歩くことです。あなたの事業に関係する現場に出向いて、とにかく歩いてみましょう。事業のヒントが落ちています。ゴロゴロと、そこら中に落ちています。

営業先があるなら、顔を出しましょう。ぼくは関東に住んでいますが、大阪に一件、重要なお客さんがいて、5分でも時間がもらえたら出張に出かけます。

当然、それだけでは経費がもったいないので、他のアポも入れるわけです。すると、4〜5日の出張となり、けっこうな経費がかかるわけです。しかも、起業当初はもうかりません。帰ってきて経費を精算すると、当然ながら赤字です。

「こんなことしてるならアルバイトしてるほうがよほどいいな」という考えも頭をよぎるのですが、それでも自分を信じて歯を食いしばり、現場を歩いて営業を重ねました。

その結果、利益が少しずつ出てきました。今期は大きく飛躍しそうで、こうなると自分の事業を育てるのが楽しくなってきます。

アルバイトをしていれば、この喜びは得られません。

おしまい。